現在連載中の『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スキージャンプ漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。
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終わりのない日常。
2015-09-19 Sat 20:59

   がっこうぐらし!

 私たち学校が大好きなんだなって……。

 平穏な日常なら過ごしたい蔵間マリコです。
 TVアニメ版も面白いですけど、やっぱり原作が一番ですねえ。今期、注目策の一つである作画・千葉サドル、原作・海法紀光(ニトロプラス)の日常漫画『がっこうぐらし!』が。
 噂に聞いていたので自分も試しに見たクチなんですけど、エロゲ界の火薬庫のニトロプラスだけあっての内容。ただの日常ものなら歯牙にもかけないですけど、モンスター娘のいる日常に並んで楽しみなアニメの一つになりましたね。で、その勢いで先週から少しずつ原作を買って読んでいますが、アニメ以上にはまちゃってね……。ゆきも、くるみも、りーさんも、みーくんも、めぐねえもみんな可愛くて愛しいし、学園生活部の行く先も気になる。ホント、旬のタイミングで出会えて良かったですよ。
 とまあ、がっこうぐらし!にはまり中ですけど、ここから先は色々と感想を書かせてもらいます。ですので、ここから先はネタバレなんかもあるので、そういうの嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
 がっこうぐらし!は、ゾンビウイルスの蔓延した世界での学校に立て篭もり日常生活を送る作品だけど、一発ネタのコンセプトになっていないところが面白い。出来るだけ昔と同じような生活を送ろうと誤魔化そうとするが、世界がそれを許さない。心も体も徐々に絶望に浸されていく。それでも諦めるわけにもいかず、藁にも縋る思いで一生懸命に生きる。絶望と希望という名の誤魔化しのバランスが絶妙だとおもう。
 最初の2巻までは出来る限りネガティブな要素よりもポジティブに描いている面が強い。絶望の中でも自分たちは強く生きている、ショッピングモールでみーくんを助けた。もしかしたら、どうにかなるかもしれないと思ったところからくるみのゾンビウイルス感染。緩やかに上り調子だったところをジェットコースターのごとく叩き落す。まあ、そこからなんだかんだあってこの地獄から脱出できるかもしれないと思ったら、またそれをへし折る。基本はこのパターンだけど、サイクルがだんだんと短くなっているところがだんだん追い詰められている、真綿で首を絞められている思いになるからたまらない。まさに極限下の日常ものであろう。
 特に4巻以降のりーさんの追い詰められぶりが、この構図を端的に表していると思う。4人の中で一番精神的に強いと思いきや、ことごとく追い詰める要素をぶっこんで、狂わせていく。笑顔の多かったはずの序盤から、絶望に歪む顔が増えていき、それが決壊する。パニックものとかだとよくある手法だけど、ちゃんとポイントを抑えているところがたまらない。
 あと、ゾンビをただのゾンビとして描いているわけじゃないところが、がっこうぐらし!の面白さではないだろうか?こんな悲劇が起こることなど知らずに平穏な日常を送ってきた人たち。ゾンビが蔓延しても一生懸命生きていた人たち。そして、ゾンビになってもこの街で生活をし続ける者たち。死ぬまでの日常と死後の日常。そういったものを儚くも切なく描いている。バイオハザードとかのTIPSでもそういうのはあるけど、がっこうぐらし!はこの部分を凝縮した作品だと考えている。かゆうま。

 水と油を上手くハイブリッドした日常ゾンビもの、がっこうぐらし!
 アニメはそろそろ終わるが、漫画はゴールが全く見えない。ゆきたち4人は、どうやってこの絶望的な世界を生き延びていくのだろうか?そして、終止符となる日を迎えるのだろうか?これから先が楽しみだ。

 がっこうぐらし!の評価

 満足度 ☆☆☆☆☆
 日常度 ☆☆☆☆☆
 ゾンビ度 ☆☆☆☆☆

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