現在連載中の『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スキージャンプ漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。
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彩る恋花。
2015-08-02 Sun 21:25

 1週間に1回更新、これがノルマ。

 考えるのは面白いけど、それを書くのは大変だと思う蔵間マリコです。
 さてさて日曜日ですので、いつものコーナーを更新しますよー。貧乏高校生の夏目大和と、ネコ耳宇宙人のデュタ、ミミとミューナとの共同生活を書いたオリジナルのSFファンタジーライトノベル『彼女たちの極秘事項(トップシークレット)』を。
 いや~、70日の壁が乗り越えられないです。自分としては、1話60日をノルマにしているんですけど、毎回毎回70日前後になってしまいます。せめて1日2~3ページ程度書けたらいいなとは思っているんですけど、実際はその半分くらいということが多くて……。しかも、最近は寝落ちが多いし……。どうにかして、改善しなければいけないとは思っているのですが……。もっと早い時間にやるしかないか……。
 とまあ、どうにかしてノルマを乗り越えたい今日この頃ですが、そろそろ本題へと入らせてもらいます。先に言っておきますが、文章力はお世辞にもあるとは言えません。それでも読んでくれると非常にありがたいです。それでは、今回もどうぞ。
                 第14話 鋼の心臓(アイアン・ハート)(3)

 結局、あの後、警察官2人に必死に事情を話したことで大和くんを釈放してもらった。
 もし、あそこで誰も助けてくれなかったら、大和くんは大変なことになっていたかもしれない。
 樹里ちゃんの件については、私は快諾した。大和くんは断りたかったようだけど、アイさんの困った顔には勝てなかった。今日は厄日だなんて愚痴をこぼしながらも、引き受けるあたりは大和くんらしい。
 そして、今は。
「はらへったのじゃー!! はらへったのじゃー!!」
「五月蝿い!! 少しは静かにしろ!!」
 リビングから聞こえるTV番組の音声とともに、大和くんとミューナちゃんの大声が私たちのところまで響き渡る。
「大和たちの帰りが遅いのが悪いのじゃ!!」
「ミューナ、私たちにも用事があるということを理解してくれないか?」
「ふにゃー……」
 私は、デュタちゃんの家で夕食の準備をしていた。
 どうして、私がこんなことをしているか、理由は2つ。1つは、デュタちゃんに誘われたから。
『夕食は、1人でも多いほうが美味しく食べることができる。地球(セラン)で生活を始めてから、学んだことの1つだ』、デュタちゃんは帰りのバスでそんな風に語っていたけど、それも悪くないかもしれない。
 だから、私はデュタちゃんの御好意を受けて、一緒に夕食をとることにしたの。ちなみに今日の夕食は、ミートスパゲティと野菜のクリームスープ。少し遅い夕食なので、簡単に作れるものにしてみたの。
「そら、じゃが芋を取ってくれないか?」
「これだよね」
「ありがとう」
 台所に立つデュタちゃんはニッコリとしながら相槌を打った。
 デュタちゃんの器用な包丁捌きで、あっという間にじゃが芋の皮が剥かれ、小刻みに心地良い包丁の音が鳴り響く。
 その一方で私は、人参、玉葱、キャベツ、じゃが芋といった小さく切った野菜をクリーム味のスープに入れて、コトコトと煮込む。あと、数分でみんなが大好きな野菜スープが完成する。
 それよりも、夕食に誘ってもらったもう1つの理由を語らなければならない。
「ねぇ、デュタちゃん。ちょっと聞いてもいいかな?」
「何がだ?」
「デュ、デュタちゃん……」
 私は、喉元まで来ているのに躊躇していた。
「ん? 言い辛いことだったら、私は別に言わなくても構わないぞ。私は全力でそらの気持ちを主張する」
 私はデュタちゃんの一押しに決断した。
「デュタちゃんにとって、大和くんのことをどう思っているの?」
「大和が? それはどういう意味だ?」
 素っ頓狂な顔でデュタちゃんは質問した。
「大和くんと一緒に生活して2ヶ月以上経っているから、心情の変化とかあるのかなあって思ったの。やっぱり、近くにいたほうが色々と知ることができるから……」
「ああ、そういうことか」
「どうなの、デュタちゃん」
 私は無意識にデュタちゃんとの距離を詰めた。返答がとても気になっていたのかもしれない。
「大和は、私にとってかけがえのない存在だ」
「えっ……」
 デュタちゃんの顔は、とてもとても自信に満ちた顔だった。
「大和のおかげで、私とミミとミューナは今ここにいる。それはどんなに恩返ししても、返せないほどの恩だ。だけど、それ以上に、私は夏目大和という魅力を感じている」
 私は料理そっちのけで、デュタの話に集中した。
「私がアル・ビシニアンで暮らしていた頃は、生きることで精一杯だった。いや、我々アル・ビシニアン全てだ。限られた資源をギリギリの配分で分け合う日々、徹底的に効率化された生活や仕事、ほんの些細なことから起きるトラブル。昔はそれが当たり前だから全く気にはならなかったが、今思えばとても窮屈な場所で、息苦しい生活だった」
 デュタちゃんの語る、ネコ耳宇宙人アル・ビシニアンの真実の一片。それはどこか、私のイメージしている文明的で夢溢れていたものとは天と地くらいにかけ離れていた。
「だが、大和は対極的な男だ。面倒くさがりな部分もあるが、根は真面目で優しく、親身になってくれる。時には非効率的なことであっても、とても危険なことであっても、達成するために行動をする。そんなバイタリティ溢れる所が、私はとても羨ましい。そして、私は命を懸けてでもそれを守らなければならない」
 とてもしっかりとした意見だった。デュタちゃんが大和くんのことをそこまでしっかりと考えていたなんて。それと同時に、デュタちゃんがそこまで大和くんのことを好きだったなんて。私が大和くんと一緒にいた時間よりも濃く重たい。
「しかしどうしてだ? 何故、そらはそんなことを聞く? 何か気になることでもあったか?」
「いや、ちょっと気になったことがあったの。でも、もう大丈夫……」
「夏目さん、デュタさん、ミューナさん!! 掃除と選択が終わりましたです!!」
 私の声に被さるように、ソプラノボイスが支配した。
「わざわざ掃除をしてくれるなんて、ありがとうな」
「機械人形(オートマタ)というものは、とても素晴らしいのじゃ」
「いえ、樹里ちゃんが迷惑をかけた分の謝罪みたいなものです。ごめんなさいです」
 私とデュタちゃんが夕食の準備をしている間に、アイさんは大和くんの部屋とデュタさんたちの部屋を掃除をしてくれた。ちなみに、大和くんとの部屋と次元転位装置で繋がっていることについては、大和くんが「東雲工業のテストモデルになった」と誤魔化して上手く切り抜けた。私なら、きっと誤魔化せないかもしれない。
「ところで夏目さん、これはなんでしょうか?」
「あっ!?」
 樹里さんが大和くんに向けて見せたもの、それはいかがわしい本の数々だった。それも小さい女の子の写真集や漫画と趣味がかなり偏っている。
「高校生がエッチな本を読むのはいけませんです!! こういうのは成人になってからです!!」
「や、止めてくれ!! 俺だって、息抜きが……!!」
「ダメです!! 息を抜くのなら、もっと健全なことで息を抜くのです!!」
「ぎゃあああああああぁっ!!」
「ヤマト!! TVが聞こえないのじゃ!!」
 小型シュレッダーの断裁音に、大和くんの叫び声、ミューナちゃんの怒鳴り声。居間では修羅場が繰り広げられている。慌しいけど、どこか和やかな光景に私は思わず笑った。
 しかし、私は笑っている場合ではなかった。
「そら、鍋の中が大変なことになっているぞ」
「あっ」
 クリームスープが煮詰まってしまった。

「う~ん……」
「ソラ、落ち込むのではない。お主には、落ち込んだ顔は合わぬ」
「失敗は誰にだってある。私なんて、毎日に失敗している」
「そうです!! 星野さん、元気出してです!!」
 煮詰まって味がかなり濃くなってしまった野菜のクリームスープをすする。あとでスープや牛乳を入れるわけにもいかず、結局は失敗。長話なんかしなければ良かった。
「そら」
「大和くん……」
 私は不安だった。今日作ったクリームスープを食べて、失望されたらどうしよう? 私は、それがとても不安だった。
「こんなに美味いクリームスープは、俺には作れない」
「えっ」
 大和くんの回答に、私はドキッとした。
「確かに今日のクリームスープは、そらにとっては失敗したのかもしれない。だけど、俺じゃあこんなの作れない。俺だったら、もっと酷いができる。やっぱり、そらの料理は美味しいや」
 恐らく、お世辞ではない。だって、大和くんの顔があんなに満足そうな顔なのだから。大和くんを一番知っている私だから、きっとそうなの。
「ありがとう……」
「何しんみりしてんだ? 大袈裟だぞ」
「ううん、でも嬉しいの」
 心のわだかまりが幾分か晴れ、私は口角が上向きになった。
「しかし、このミートスパも美味いな。コッテリしていると思ったら、あっさりしているし、食感が面白い」
「それか。それはアイのレシピどおりに作ったんだ」
「本来のミートソースに、みじん切りしたセロリを入れることをアドバイスしたのです。簡単にできますし、風味も食感もいいですし、栄養抜群だと思いますです。どうですか?」
「えっ!? これ、セロリが入っているんだ……。でも、全く気付かなかったし、美味しかった」
「そう言われると、とても幸せです」
「うむ、これは妙味じゃ。ヤマトの料理とは天と地の差じゃ。ヤマトも好き嫌いするでないぞ」
「二言多い」
「うふふです」
 大和くんがセロリを嫌いなことは私は知っていた。それも意地を張るほどかなり嫌い。それをアイちゃんはあっさりと食べさせた。料理の腕前は、妙ちゃんと並ぶくらいに相当なものかもしれない。
「だけど、どうしてアイは料理が美味いんだ? 機械人形(オートマタ)は、食べ物を食べることができないんだろ? プログラミングされたデータとかにそういうのも詰まっているのか?」
「う~ん、ちょっと違うです」
「違う?」
 それは一体どういうことなのだろうか? 機械人形(オートマタ)について全く知識のない私は、予想がつかない。
「例えば、先日の料理対決の時がそうです。夏目さんや犬飼さんが体育の授業で汗を掻いたということで、少し濃い目に肉じゃがを作りましたです。そして、今回は夏目さんたちの栄養のことを考えて、それでいながらも食べやすいことを考慮して、ミートソースにセロリのみじん切りを入れることをアドバイスしたのです。どうしてそんなことをしたかというと、私は皆さんの体や心のことを思って作ったのです。言うならば、人間の『空気を読む』というものです。この空気を読むプログラムは『MKNエンジン』と呼ばれるもので、廉価品を除いた今現在の大半の機械人形(オートマタ)は柔軟な思考や行動をすることが可能になりましたです」
 なんとなくではあるが、アイちゃんの言っていることが理解できた。今まではプログラム的判断だったために、大まかなパターンしかなかった。しかし、江草先生の作ったMKNエンジンというもののお陰で人間らしい状況判断ができるようになった。江草先生が凄い人物であることは教科書にも載っているから分かっていたけど、私の想像以上だった。そんな大人物の下、学習ができるなんて何て素晴らしいことか。
「それともう1つです。私は元々、生まれた時は知識も全くない、人格と呼べるようなものですらない、赤ちゃんそのものでしたです」
「それはどういう意味なんだ? サッパリ分からんぞ」
「普通、機械人形(オートマタ)の擬似人格プログラムというのはあらかじめ用意されたものをインストールするという形を取っているのです。だけど、アイは何もないところから擬似人格プログラムを作られたのです。お母さんは、アイの人格や精神などといったものを子育てのようにプログラムを作ったのです」
「それって、学習機能というのか?」
「ニュアンスは間違っていないかもしれませんが、ちょっと違いますです。人が体験や経験を積み重ねることによって得られる癖や得意不得意といったものを再現したのが、お母さんの作った擬似人格プログラムです。アイが料理が得意なのも、アイがスポーツがあまり得意じゃないのも、過去の経験の積み重ねや先天的な能力の結果なのです」
「積み重ねや先天的な能力……」
 確かにそれは、人の能力も同じ。頑張って出来ることと出来ないこと、そしてその人にしか出来ないこと。時として冷たくて残酷だけど、人間の個性を作り上げるにおいて、重要な要素のひとつなのかもしれない。
「他にも、人工皮膚や人工筋繊維を採用することによって、より人間らしい体の構造に近づけたり、真来菜式機械人形(オートマタ)フレームを採用することによって、大幅な軽量化に成功し、より人間に近い存在として作り上げたのです。それがアイであり、母さんの掲げた機械人形(オートマタ)思想です。アイがここにいるのは、お母さんのおかげです」
 アイちゃんの熱弁は、江草先生、お母さんのことがとても好きなことがまじまじと分かるものだった。プログラミング的なものかもしれないけど、それでもアイちゃんにとっては本気であることは間違いない。本当にアイちゃんは幸せ者だよ。
「ただ、全く不満がないわけではないです。みんなと同じように食事が取れないことです」
「そっか。機械だから、食べ物を食べたら壊れるからだよね」
「はい、そうです。私もみんなと同じように美味しくて心温まる料理を食べたいです。でも、お母さんが『技術的な問題で作ることはできない』なんて言ったのです。それならせめて首が取れる仕様を止めてくれたらいいのにです……」
「ははは……。そりゃそうだな」
 アイちゃんは不満げそうに語りながらも、どこか子供っぽさを匂わせ、そこまで嫌なようには思えなかった。これが本来のアイちゃんなのかもしれない。
「しかし、家族のことがとても好きなのじゃな、アイは。とても羨ましいのじゃ」
「ミューナさんは、ご家族のことが嫌いなのですか?」
「いや、妾にとって家族と言えるのは、デュタだけじゃ」
「そうですか。ミューナさんも、家族と仲良くできるといいです」
「そうじゃな。いつかその時が来てほしいものじゃ。にゃはは」
 デュタだけ、ニュアンスからしてミューナちゃんはお父さんやお母さんのことがあまり好きじゃないらしい。私は空気を読んで、それを言及するつもりはなかった。ミューナちゃんにはミューナちゃんなりの事情があるから。
「それよりもじゃ」
「なんですか?」
「パスタのおかわりじゃ!! スープもじゃ!! 今日は妾を待たせただけに、腹が一段と減っているのじゃ!!」
 ミートソースを口の周りに塗りたくったミューナが、パスタを巻いたフォークを持ちながら叫んだ。
「ミューナ、そんなにがっつくな。おかわりならいくらでもある」
「山盛りじゃ!! 山盛り!!」
「ったく、少しは落ち着いて食えよ。近所迷惑じゃないか」
「うふふです」
 こうして、楽しい楽しい食事会が終わった。

 それから30分。
 後片付けを済ませた私とアイちゃんは、デュタちゃんの家を後にした。
 大和くんやデュタちゃんは、「遅いから泊まってもいいぞ」と言ってくれたけど、これ以上迷惑をかけるにもいかないと思い、断った。本心を言えば、泊まりたかったんだけどね。
 そして、今、私とアイちゃんはデュタちゃんのマンションから出てすぐの坂道を下りつつ話している。
「今日は一日ありがとうです、星野さん」
「私も部活動があるから毎日にはいけないかもしれないけど、余裕があったらいくからね。その時は、連絡したほうがいいの?」
「一応、私かお母さんに連絡をしてほしいです。これがアイとお母さんの電話番号です」
 アイちゃんは、スクール鞄の中から最新型携帯用電話端末を取り出した。色は、アイちゃんのパーソナルカラーの優しい藍色。
「アイちゃんは機械人形(オートマタ)だけど、携帯電話端末を使うの?」
「はいです。オンライン環境もありますけど、普段は携帯電話端末を使っているのです。できるだけ、人と同じ生活を送りたいのです」
「アイちゃんなりのこだわりがあるんだね」
「そうです」
 アイちゃんは画面の送信アイコンを押し、私の携帯電話端末へと電話番号を送った。
「ありがとう、アイちゃん。これでなにか用事があった時に便利だね!!」
「そうですね。これでガールズトークもどこからでもできますです」
 和やかな会話をしているうちに、坂の下の横断歩道まで辿り着いた。ここを越えた先のバス停でアイちゃんはバスに乗って帰る。私は歩いて学園の寮へと帰る。
「ところで星野さん、デリケートの話ですが聞いてもいいですか?」
「どうしたの、アイちゃん?」
「あの、その……」
 何か言いたげだけど、アイちゃんはどこか言葉に詰まっていた。そこまでデリケートことなのかな?
「ほ、星野さんは、夏目さんのことが好きなのですか?」
「!?」
 私は、心臓が飛び出しそうだった。さっきデュタちゃんに聞いたような質問が、私にそのまま返ってきたのだから。
「ど、どうしてそんなことを聞くのかな?」
「星野さんは夏目さんと話している時、他の人と話している時よりもずっと楽しく話しているです。ですから、星野さんは夏目さんのことが好きじゃないかなと思ったのです」
「そ、そう見るの?」
「そう見えますです。こう見えても、アイ、勘が良い方なのです」
 そこまで言われると否定しようがなかった。私じゃあ、大和くんのようには誤魔化しが効かない。
「うん……、私は大和くんのことが好きなの」
「そうなのですか!! アイ、とても興奮なのです!!」
「アイちゃんは、恋とかってどう思っているの?」
「アイは機械人形(オートマタ)だから、恋をするということはよく分かりませんです。でも、アイにはそれがとても素晴らしいことに見えるのです」
 鼻息を鳴らし、とても興味津々そうな顔で見るアイちゃん。機械人形(オートマタ)であるアイちゃんにとって、恋愛という概念が食事などと同じように憧れているのかもしれない。恋をするということは、人間である証拠なのだから。
「そうなんだ。アイちゃんも誰かを恋することができたらいいね」
「アイ、星野さんの恋愛を応援していますです」
 信号が青になったと同時に、帰りのバスが到着した。これに乗り遅れたら、アイちゃんは20分待たなければならない。
「明日も学園であいましょうです。バイバイです」
「バイバイ、アイちゃん」
 アイちゃんは笑顔を見せて、そのまま駆け足気味にバスに乗った。
 私は少し不思議な気分になっていた。恥ずかしくて、嬉しくて、浮かれていて、ニヤニヤが止まらなくて。妙ちゃんにカミングアウトした時と同じ感覚だ。
 でも、とても勇気付けられた。少し気落ちしていたけど、それでも私の味方をしてくれる人がいてくれて。まだ勝負は始まったばかり。私が勝つチャンスはいくらでもあるし、元々のアドバンテージだってある。
「頑張らなくちゃ」
 私は負けない、デュタちゃんには負けたくない。私は夜空に輝くプレイアデス星団に誓った。

 どうでしたか、今回の彼女たちの極秘事項(トップシークレット)は?今回は、いつものメンバーに加えて、アイを含めた5人での食卓の風景と恋話を書きました。夕食の場面が多いのはちょっとどうにかしたいたけど、なんとかしたいもんですね。
 さて、個人的に今回の場面でターニングポイントは2つ。アイの自分語りと、そらの大和への恋愛感情。前者については、今までの場面ではそこまで書いていませんでしたが、今回思いっきり書きました。流石にアイは機械人形(オートマタ)であるからには、スペック的な部分に語らないと設定が生かせないですしね。特に、アイはさつきや一般的な機械人形(オートマタ)と違いますからね。そういった差別化的な部分は絶対に外せません。ちなみにMKNは言うまでもなく、アイの創造主(クリエイター)である真(M)来(K)菜(N)です。
 で、後者については、そらのいつものデュタに対するけん制に加えて、アイの恋愛観というのも書きました。食事という概念同様に、恋愛というのがどういうものかが分からない。そういうのに注意しながらも書きました。デュタたちのようなネコ耳宇宙人も人間とは違う存在ということは意識していますが、アイは生物じゃないですからね。人間と比較して抜け落ちている部分は強調しています。どうでしょうか?

 苦労しながらも、楽しく書いているオリジナルのライトノベル。
 次回は、いつもどおり日曜日更新予定。デュタの住むマンションから出て、自宅へと戻ったアイに待ち受けているものとは?それは、見てのお楽しみ。

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