現在連載中の『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スキージャンプ漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。
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終わりの夜明け。
2014-09-20 Sat 19:51

             猿の惑星 新世紀(ライジング)

 創世記(ジェネシス)から新世紀(ライジング)へ。

 古典的SFも好きな蔵間マリコです。
 今日は、2ヶ月ぶりにいつも利用する映画館に行きました~。で、その映画館で観たのは古典SF映画の傑作『猿の惑星』の新作映画『猿の惑星 新世紀(ライジング)』。先日放送された『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』の続編に当たる映画ですね。
 いや~、猿の惑星シリーズは好きな人間としては、この映画をリアルタイムで観ないという手はないですからねえ。SFとしての面白さは当然のことながら、1作目から続く猿のデザイン性(昔はメイク、今はCG)に、行き過ぎた科学や人間の驕りへの警鐘と見所が多いからな。作後半3作はともかく、シリーズ全体としてはスタートレックシリーズやバック・トウ・ザ・フューチャーシリーズに並んで好きな作品ですね。
 とまあ、大好きな猿の惑星の新作を観に行ったわけだが、ここから先は感想になりますので別ページに書きます。ですので、ネタバレといったものが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
 さて、先日公開された猿の惑星 新世紀だけど、個人的な感想としてはまあまあ面白かったと思う。猿の惑星シリーズのテーマや特徴を生かしながらも、前作にはあまりないアクションの派手さを取り入れる。少々不満点もあれど、全体的には出来の良い作品だと思いましたね。
 まず、この映画の見所である人間と猿との関係。物語前半はダムの復旧作業を通じて行われる猿とのコミュニケーション、後半は陰謀から始まった猿との戦争。なんだかんだあったけど共生の道を取りたい者と、絶対に殲滅だと荒げる者。前半部分がちょっと悠長すぎる気(カーヴァーがアッシュを撃つ件とか)がするけど、積み重ねとそれの崩し方はなかなか面白みがある。
 特に、前作にも登場した猿のシーザーとコバの対比関係はなかなか。心ない者や科学者たちに虐げられたけど、前作の主人公のウィル(とあるシーンでのカメオ出演は良かった)には心を開き、どちらを選ぶかに揺らぐシーザー。その一方で同じく虐げられ、人間に宣戦布告をするコバ。前作を見ていたら想像のつく展開ではあるが、今回の映画ではそこを掘り下げて作品としての深みを与えている。今まで猿みんな家族だと信じていたが、最後は裏切り者のコバを切り捨て、人間を愛しつつも決別を決めたシーザーの悲壮はなんとも。
 その一方で、人間の浅ましさもしっかりと描いている(というよりも、これを描かないと猿の惑星じゃない)。何度も猿に対して敵対行為を取る一部の人間。それは強迫的なものとなり、可能性を潰してしまう。追い詰められれば追い詰められるほどに醜い行動を取るあたり、どこまで行っても人間は人間だと思う。
 それ以外についても結構な見所がある。先でも書いているCGやアクションシーンもそうだが、BGMがいかにも猿の惑星らしさが出ていてたまらない。具体的にどういうものかと説明するのは難しいが、フィーリングで「これが猿の惑星だなあ」と思わせる重厚なBGM。やはりBGMって、かなり重要なものですね。
 ただ、個人的に課題点はいくつかあったと思う。パンデミックが起きたにもかかわらず、物語の舞台があまりにもこじんまりしていること、予定調和的な展開が多いこと、創世記以前の猿の惑星シリーズのようなサプライズがない。そういったストーリーと設定的な問題がちょっと気になったなあ……。ここらへんを改善してくれたら、もっと良いものになったと思ったが。

 気になる点はあったけど、概ね満足だった猿の惑星 新世紀(ライジング)
 まあラストがラストだけに、恐らくは次回作が作られるだろう。そうなると猿側の主導者がシーザーの息子のブルーアイズになるのだろうか?そして、人間側はどのようなことになっているのだろうか?今回も結構面白かったから、次回作も期待したい。
 ただし、ミュータント人類、お前は無しな。

 猿の惑星 新世紀(ライジング)の評価

 満足度 ☆☆☆☆
 SF度 ☆☆☆☆☆
 猿度 ☆☆☆☆☆

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