現在連載中の『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スキージャンプ漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。
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天の杯。
2014-08-01 Fri 20:31

 1回飛ばしだったので、前回はこちらで

 TVアニメ版と劇場版を期待している蔵間マリコです。
 さてと、火曜日・水曜日と続いてきた『Fate/staynight』の思い出について語ってきましたが、今回でラスト。本編であるセイバールート、『UNLIMITED BLADE WORKS』こと凛ルートの後に登場する、『Heaven's Feel』こと桜ルートについてでもガッツリと語らせていただきます。
 真月譚月姫(漫画のほうだよ!!)でTYPE-MOONの世界を知り、Fate/staynightでゲームを知り、Fate/Zero空の境界で小説とアニメを知る。今放送中のFate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!も視聴していますし、それだけに自分にとってはここの会社の作品は印象的なものばかりだ。特に、Fateシリーズは長い長いとは言われてても、牽引できるだけの魅力はある作品ではないかと感じております。きっかけなんてちょっとしたことだけど、こんな素晴らしい作品に出会えたことは幸せだと思う。まあ、これ以外の作品も作って欲しいというのもあるが。
 さて、前置きはこれぐらいにして、そろそろ本題にでも。当然ながら、ネタバレとかTYPE-MOONの作風などといったものがふんだんに入っています。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
 セイバールートでFate/staynightでキャラクター及び設定の一通りを把握して、UNLIMITED BLADE WORKSで本編で活躍しなかったキャラクターたちが活躍し、これまた違う魅力を体験した。これでもう大体のことをやりつくしたんだから、これ以上に凄いものはないだろう。自分は、Heaven's Feelをプレイする前まではそうタカを括っていた。
 しかし、その予想は大幅に上回るものであった。それも、明後日の方向へぶっ飛ぶほどもので。先2つのルートとは違い、終始付きまとうホラーものと思わせる不気味な作風と背筋が凍るような展開。まるでかまいたちの夜(そういえば、Fateチュンソフトのサウンドノベルのパロディがあったな。その縁で、428で関われたりと)のホラー系統のルートのような雰囲気。先の2つが王道な内容だけにあって、桜ルートの急転換っぷりには驚きましたね。
 特に印象的だったのが、聖杯戦争を行う物語なのに、聖杯戦争どころじゃないというところ。次々と不振な死を遂げるマスターとサーヴァント。そして、魔の手はセイバーまでにも。「今までまともにバトルをしていたはずなのに、なんでいきなり死んでいるの!?」と言わせんばかりの展開には脳の処理がなかなか追いつきませんでしたよ。
 その犯人たるは、このルートのヒロインである間桐桜。プレイ前から「桜はやばいよ」という話はチラホラ聞いていましたが、マジで怖い怖い。普段は少し依存が強いけど、健気な桜。だが、自宅に帰れば、蟲床にぶち込まれ、義理の兄の慎二に無理矢理犯される。そして、夜は通り魔の如く徘徊し、聖杯戦争の参加者や一般市民を喰らい続ける。歪な詩を歌いながら。先のヒロイン2人とは明らかにバックボーンが違うところと、どうしようもないほどの所業に「これどうやって着地するのよ?」と思いながらプレイしてましたよ。
 しかも、士郎が桜の凶行を止めてくれない。桜のことを信じたいがために、取り返しのつかないところまで追い詰められてしまう。そんな煮え切らない士郎の姿を見て、酷くやきもきしていたのは記憶に残っている。
 だけど、士郎の代わりに桜を止めに入ったのが、実の姉である遠坂凛。姉に対して嫉妬と憎悪をぶつける桜、切り札をもってして、現実と向き合い真正面から抗う凛。魔術師としての実力は拮抗しているものの、精神的には圧倒的に凛が勝る。追い詰められた桜に対して凛が取った行動は、姉としての精一杯の愛。
 いやもう、これこそ姉妹愛だと思いましたね。桜のやったことは許されざることではあるけど、それでも誰かが桜のことを救ってやらなければならない、愛してやらなければならない。普段から仲が良くなく、聖杯戦争で決定的になったが、それでも姉妹の絆を断ち切ってはいけない。凛が桜に抱きついたのは、まさにそれが結実した結果だと思う。
 そして、これと同じだけに切ないのが、かつて士郎のサーヴァントだったセイバー、桜の手駒と成り果てたセイバーオルタとの決着。今まで戦ってきた仲だけに、戦わずしてどうにかしたいという考えたくなる。でも、セイバーを倒さなければ、桜を救うことも出来ない。そんな悲しきジレンマが士郎を襲う。二律背反と戦いながら、セイバーに止めの刃を突き刺す。その場面は、今まで積み立てたものを一気に崩す感じがして胸がとても苦しかった。犠牲を払ってでも勝たなければならない、それがHeaven's Feelの一番辛いところかもしれない。

 最初から最後まで飽きが来ないつくりとなっているFate/staynight
 とりあえずこれで原作の思い出話は終わり。10月からは、凛ルートが分割2クールに渡って放送されるが、どうなることやら。原作以上に盛り上がる内容になることを信じたい。

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