現在連載中の『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スキージャンプ漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。
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儚き日々。
2014-04-20 Sun 20:52

             極黒のブリュンヒルデ The Moment

 漫画やアニメだけじゃない!!

 楽しみが多すぎて萌え死にそうな蔵間マリコです。
 さて、先日は週刊ヤングジャンプ連載の岡本倫の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』の最新コミックス9巻の感想を語りましたが、今日はこっちのほうの感想でも。原作・岡本倫、文章・成神真極黒のブリュンヒルデの外伝的ノベライズ『極黒のブリュンヒルデ The Moment』を。
 いや~、ヤンジャンのノベライズ作品といいますと、GANTZとか東京喰種といった看板クラスの作品ぐらいしか見かけたことがないですけど、たんの極黒のブリュンヒルデもここまで伸し上がってくるとは……。アニメ化の影響もあるかもしれませんが、それでも嬉しい予想外ですよ。いや~、本当に岡本倫先生の作品を追っかける甲斐がありますわ。
 とまあ、ちょっと今日は前座は短めにして、そろそろ感想に入ります。当然ながら、ネタバレや岡本倫先生および成神真先生の作風、そして管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
 ・『彼女は刹那で恋をする

 良太と寧子たち魔女一行が、とある後輩のカップルと関わりを持つ話。時系列は、4章か5章の始まる前ぐらいだろうか。
 いや~、本編はギャグとシリアスのストライブである極黒のブリュンヒルデですが、こっちはもうコッテコテのラブコメ的内容。腋フェチや足裏フェチといったニッチなエロさを描く岡本倫先生とは違い、成神真先生はラッキースケベを趣においている。たんのように癖のあるストーリーではないが、キャラ小説として、ラブコメを重視したいつもと気色の違う極黒のブリュンヒルデを楽しめましたね。
 個人的にポイントとなる点は2つ、1つは作中に登場する少女漫画『恋ユメ』。このSSにおいての物語のきっかけとなるアイテムだが、そこから見えてくる魔女たちの恋愛観が面白い面白い。恋に憧れているだけに興奮しまくりの小鳥ちゃん、良太が好きなだけあってそれに同調するかのようなカズミ、恋ユメなどどうでもよく相変わらずカズミをおちょくる佳奈、そして相変わらず恋愛に疎い寧子。五者五様の反応から起こるアクションは、原作の日常回を髣髴させるものがある。
 もう1つは、オリキャラ。キャラの造詣は、ちょっとたんのものとは違うけど、こういうのはこういうので悪くない。良太に何故か惚れてしまった巨乳の後輩の白根美子、良太が絡んだことによって色々と空回りしてしまう横尾広太。この岡本倫のキャラとは違う異質性が、面白い化学反応を生み出す。本編だと、柏木さん以外の一般生徒の描写が少ないだけにこれは貴重である。

 ・彼女は刹那に友を憂く

 ヴィンガルフの操憶と視憶の魔女・斗光奈波と、良太の家庭教師のバイトの教え子である八田結花との僅かな時間のやり取りを描いた短編。時系列は、奈波が結花を操って良太に接触するまでのあたりで間違いない。
 先のラブコメ的内容とは違い、作中のミッシングリンクを描いており、2人のキャラ掘りをしているあたりが面白い。結花にとって奈波は、元々は友達でもなんでもない赤の他人であるし、いずれ風化する仮初めのものではあるが、奈波から大切なことを思い出させてもらった。他愛も無いが、大切なことを。
 絶対に有り得ない事だが、もし結花が奈波と再会していたらどうなっていたのだろうか?親友になれたのだろうか?それは、永遠の謎である。
 キャラの造詣も原作のイメージを全く損なっていないし、作中で描かれていなかった描写としては、非常にしっくり良くないようである。

 ・彼女は刹那の夢を見る

 再生の魔女、若林初菜のとある出来事を描いたSS。
 これが一番意外な内容でしたよ。初菜ちゃんといったら、あまり掘り下げの出来ないまま退場したキャラだから何を描くと思ったら、単行本7巻で登場した親友のモブ少女の愛菜ちゃんとの出来事を描いているのですから。いや、確かに僅か数ページの出番で結構インパクトを与えたキャラだったけど、そこに趣を置くとは……。プロしては日の浅い作家とはいえ、やはり目の付け所が違う。
 しかも、原作の愛菜ちゃんに負けず劣らずの癖のあるキャラ。本編の台詞からも匂わせているけど、あの癖の強い性格だと他の子と仲良くするのは難しそうだろうし、道を誤って踏み外しそうな性格だというのも納得。それに付き合えるのは、初菜ちゃんみたいに物事を斜に見た性格の子ぐらいだろうなあ……。まあ、これを読んだ後に本編を読み直すと笑えるけどさ。

 外伝的位置づけとしては十分すぎるくらいに面白かった極黒のブリュンヒルデ The Moment
 ノベライズに限らずとも、またこのような他の作者が書いた・描いた外伝的な作品というものを見てみたいものである。本当に、これはファンなら読んでいて損は無い。満足満足。

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