現在連載中の『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スキージャンプ漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。
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揺れる心中。
2013-12-15 Sun 20:20
 なかなか思うようにはいかないけど……。

 下手っぴなりに楽しんで書いている蔵間マリコです。
 さ~てと、日曜日ですので、あのコーナーを更新します。貧乏高校生とネコ耳宇宙人2人との共同生活を描いたオリジナルのSFファンタジーライトノベル『彼女たちの極秘事項(トップシークレット)』を。
 さて2週間ぶりに更新となるこのコーナーですが、今週からは第6話。色々とワケあって、主人公・夏目大和の元から離れることが決まってしまったデュトナ・サイベリアスとミューナ・ミスティール・スコティッシィのネコ耳宇宙人2人。大和は2人のために一体何が出来るのだろうか?
 とまあ、これが第6話目のあらすじですが、書いている自分だけが盛り上がっているというのが辛いですよねえ。これでも、他人が見たら面白いかなと考えながら書いているのですが、空回っている感じがしまして……。確かに文章力もアレだし、話もアレであることは間違いありません。でも、それでも少しでも楽しんでもらおうと四苦八苦しているんですけどねえ……。文章を書くって難しい。
 少し愚痴気味になりました。そろそろ本題に入らせてもらいます。先で言っている通り上手くはありませんが、それでも読んでくれると非常にありがたいです。欲を言えば、感想を書いてくれると。それでは今回もどうぞ。
                第6話 グッバイ、ハローワールド(1)

 あれから、2日。
 俺は残された時間の限り、色々なことをしようとしたが、大したことは出来なかった。
 買い物のついでに社会勉強を兼ねたり、地球独自の娯楽であるTVゲームの魅力を教えた程度だ。
 平日ゆえに、あまりにも時間が少なすぎた。
 俺も、学校をバックれようと考えていたが、ダメだった。毎朝、迎えに来るそらと妙がそれを許可してくれないからだ。
 その上に、月曜日と水曜日と金曜日は、バイトの日。こちらをバックれるのも、NG。
 結局、グダグダの状態で、金曜日の昼まで流れ込んでしまった。
「はあ~~~っ」
「最近、溜息をよく吐くよな」
 学校の中庭ベンチで、ぐったりとうなだれる俺の隣に現れたのは、クラスメイトの武士だ。
「おごりだぜ」
 渡されたのは、コーヒー缶。俺がよく飲む、砂糖多めのコーヒーだ。
「ありがとう」
 ふたを開け、グイッと飲むが、どうも味わう余裕がない。ただ、飲んでいるという実感しかない。
「ところで、大和。今日は、朝からずっと冴えない顔をしているじゃねえか。何かあったのか? もしかして、聖大天使みんと3rdの録画が出来なかったのか?」
「そんなわけないだろ」
「じゃあ、なにか? そらか妙にでも、エロ本を捨てられたのか?」
「そんなわけないだろ」
「ああ、あれか。江草の奴に、とんでもない課題を出されたのか?」
「これ以上ふざけると首絞めるぞ」
「いや、分かっているって。デュタちゃんとミミちゃんのことだろ」
「そうだ」
「まあ、そうだろうな。俺だけでなく、そらちゃんや妙ちゃんも結構ショックだったからな。でも、しゃーねーだろ。決まっていることなんだから、グチグチ悩んでいても意味がねえ」
「分かってはいるけどねえ……」
 だけど、納得がいかない。これでいいんだと言い聞かせている自分がいる一方で、それに異を唱えたい自分もいる。天使と悪魔が心の中で争い、どうにも落ち着かない。
「残り1日で、出来ることかあ……」
「お前が、納得のいくことをすればいいんじゃねえのか? それだったら、満足じゃねえのか?」
「どういうことよ? 駆け落ちでもしろと?」
「止めはしないが、そんな無茶なことしてどうする?」
 そりゃそうだ。あんな得体の知れない連中が、また現れたらどうする。もう命がけの鬼ごっこは勘弁だ。
「だったら、他に何がある?」
「例えばさあ――デートとか?」
「ぶっ!!」
 口に含んでいたコーヒーを、武士に逆噴射。
「ちょっと、何やってんだよ!?」
「い、いや、だって、デートという発想が有り得ん」
 好きな子とデートに行くのならともかく、出会ってから数日しか経たない女の子と、それもネコ耳とネコの尻尾を生やした宇宙人とデートって……。それも、恋愛とか縁のない武士が言うとは。今世紀最大のギャグだ。
「デートというのは、あくまでも物の例えの一つさ。でも、どこかに遊びに行くっていうのは、悪くないんじゃねえのか? ネコ耳宇宙人と出会った思い出としてさ」
「遊びに行くってもねえ……」
「おいおい、遊ぶ場所なら腐るほどあるじゃねえか。海だって、山だって、街だってさ。お前だって、ちょくちょく遊びに行ってるじゃねえかよ」
 とはいっても、相手がそらや妙ではない。ネコ耳宇宙人2人だ。出会ってから数日経っているが、ネコ耳宇宙人の趣向を全て把握しているわけではない。普通に接すればいいのだろうか? あるいは、ちょっと珍しいことをしたらいいのだろうか?
「俺の言えることは、これぐらいだ。明日までに、せいぜい悩んでおけよ」
「悩んでおけはないだろ。無責任な」
「でも、これはお前の問題だぜ。俺が、どうこうできるもんじゃない」
「そうだな。アドバイス、ありがとう。だいぶ楽になったよ」
 もし、ここで武士が相談に乗ってくれなかったら、恐らくは一日中悶々としていただろう。そして、後悔の念に包まれたまま、最終日を迎えたのかもしれない。
「なに、他人行儀になっている。俺とお前の仲だろ。ムフフ」
「気持ち悪いなあ。そっちの気でもあるのか?」
「冗談、冗談。それよりも、そろそろ昼休憩が終わるぞ。デュタちゃんの作った弁当を食わなくて、いいのか? 後に響くぜ」
「うわわわあ」
 俺は、3分間で唐揚げ弁当を食べた。あまり味わえなかったが、それでも唐揚げの味付けは、なかなか美味かった。

                               ※

「なぁ、そら。今日もちょっとしてほしいことがあるんだが、いいか?」
 俺は、休憩中、そらに頼みごとをした。
「私に出来ることなら、なんでもOKだよ」
「実はな……」
 周りを確認し、俺はぼそぼそと小声で耳打ちする。
「えっ!? 2万円も私に出してって!?」
 驚いた顔をするそら。
「お金なら、月曜日に払うからさ、建て替えてくれないか?」
「う~ん……。本当なら、お金の貸し借りはしたくないけど、デュタちゃんやミミちゃんのためだとね……」
「だからさ、お願い!!」
 俺は、両手を合わせ、会釈をする。
「分かったよ。デュタちゃんとミミちゃんのためということで、私が立て替えてあげるよ」
「サンキュー! そら!」
 持つべきものは友、いや、幼馴染だろうか。こういうデリケートな問題を話せる相手がいて、よかったよかった。
「ただ、大和くんも頼むから、私の頼みごともいいよね?」
「ああ、無理のない程度にだな」
「今月、東雲市内にオープンした喫茶店『マリア』の『店長自慢の特選フルーツパフェ』をおごってね。1つ3000円するの」
「うっ……」
 2万円を後払いして、さらに3000円の出費。これから、もっと出費するというのに。当面は、めざしと味噌汁だけの生活になるかもしれない。
「もう少し安いのにならないのか? せめて500円ぐらいので」
「だーめ。私だって、あれを一度食べたいの」
 うーむ、とても引いてくれそうもないな。
 仕方ない、ここは受け入れるしかない。
「分かった……。その『店長気まぐれの特製クリームパフェ』とやらを、おごってやるよ」
「『店長自慢の特選フルーツパフェ』ね」
「ああもう、細かいなあ……。分かったよ、『店長の自慢の特選フルーツパフェ』をおごってやるからな。だから、頼まれたことをちゃんとしてくれよ」
「やったぁ!!」
 かなりの痛手だったが、これで説得できた。
 あとは、そらのセンス次第だが――女の子同士だから、大丈夫だろう。
 改めてありがとう、そら。
                               ※

 今日は、週末だけあって、バイトが忙しかった。
 目まぐるしく入れ替わる客に、あっちでバタバタ、こっちでバタバタ。トラブルこそ起こらなかったが、休む暇など一瞬たりともなかった。
 それだけに、バイトが終わった後の解放感はたまらなかった。
「今日もお疲れ様でした」
 狐の耳と尻尾のコスプレ衣装を着けた妙が、淹れたての緑茶と栗羊羹を差し出す。
「おっ、ありがとう」
 ずずずと、お茶を飲む。俺が淹れたものとは、比較にならないほど美味しい。
「ところで、大和さま。聞きたいことが一つありますわ」
「ん? なんだ?」
「明日、デュタさまとミミさまとのデートの日ですよね」
「んぐっ!?」
 熱々のお茶が、気管支に入ってしまった。
「大和さま!!」
「ごほっごほっ……。い、いや、大丈夫だ。しかし、その情報、どこから仕入れた?」
 妙に、背中をさすられながらも、冷静さを徐々に取り戻していく。嬉しいといえば嬉しいが、今はそれどころではない。
「ちょっと小耳に挟みまして……」
「なんだよ、それ」
 どこで、その情報を仕入れたか分からない。だけど、妙の得体の知れなさは相変わらずだ。
「でも、言っておくが、デートじゃないぞ。あくまでも思い出作りだよ、思い出作り」
「はい、それは分かっています。大和さまが、私以外とデートするわけありませんよね」
 勝手に、相思相愛にしないでくれ。
「でも、残念ですよね。デュタさまとミミさまと仲良くなったばかりですのに」
「そうだよなあ……。なんか納得いかないんだよなあ」
「だけど、また出会える可能性だってありますわ」
「それなら、いいんだけど」
 多分、それはないかもしれない。
 ブリジットの目的は、あくまでも宇宙人の保護活動。恐らくは、宇宙人の存在が公にバレないためにも、どこか遠くの所へと転居させるのかもしれない。いや、間違いなくそうだ。
「残り1日か……」
 俺は窓から見える満月を眺める。
 いつもと変わり映えのない、でも、同じように神秘的な輝きを放つ月。
 俺とネコ耳宇宙人2人との関わりも、この月のように不変的なものであれば良かったのだが。今日に限って、それが憎たらしい。
 でも、同時に心の準備は出来た。デュタとミミとの別れの時を。
「まあ、武士も言っていたことだし、グダグダ考えても無駄か。明日は、明日の風が吹く。俺は、明日に全力を賭けるよ」
「その調子ですよ、大和さま」
 満月に負けないくらいに、妙は美しく微笑ましい顔を返す。その笑顔は、心に溜まっていたもやもやを振り払うのに充分であった。

 どうでしたか、今回の彼女たちの極秘事項(トップシークレット)は?
 今回から6話目に突入しましたが、出だしの部分はどうやって書けばいいかかなり悩みました。前回のラストがラストだけにどうやって繋げていくのか。話の内容自体は脳内でもメモ帳でもまとめてはいるんですけど、スタートとゴールはいつも苦戦。これだけに1週間かかることも。もうちょっと能率よく良い物を書けれたらいいのだが……。
 あと、今回は場面転換が多いので、いかに手短に、かつ分かりやすいかを注意して書きました。キャラとのやり取りにそれにふさわしいキャラの性格付け、そしてその場面の風景を端的に描くか。削れるところはとことん削って、必要な部分はとにかく付け加えてみました。読みやすいかどうかは分かりませんが、自分なりにはベストを尽くしてみました。まあ、まだまだですけど。

 自分なりに楽しみながら書いているオリジナルのライトノベル。
 次回はいつも通り日曜日更新予定。武士たちからアドバイスをもらった大和は、ネコ耳宇宙人2人のためにどのようなアクションを起こすか?それは、見てのお楽しみ。

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