現在連載中の『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スキージャンプ漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。
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月夜の四人。
2013-09-29 Sun 20:09
 大和と長門を見に行けなかったので、いつも通りに。

 今日は、家でゴロゴロしていた蔵間マリコです。
 さ~てと、今週もいつも通りに更新しますよ~。貧乏高校生とネコ耳宇宙人2人との共同生活を描いた、オリジナルのSFファンタジーライトノベル『彼女たちの極秘事項(トップシークレット)』を。
 いや~、今日は本当なら呉市まで小旅行したかったんですけど、ちょっと色々とありまして、おじゃんになりました。なんで、呉市まで小旅行って?だってそりゃあ、見に行きたかったんですよ。大和と長門を。
 理由は言うまでもないですよ、艦隊これくしょんですよ。以前も大和の大型模型を見に行きに、大和ミュージアムに行きましたが、その時とは違って、軍艦に興味がありますからね。ですから、昔と今じゃあ、感想が違うかなと思って。まあ、一番の理由は艦隊これくしょんの長門のポスター撮影でしたが。
 そんなわけで今日は一日ゴロゴロしていましたが、そろそろ本題の彼女たちの極秘事項(トップシークレット)に入らせてもらいます。ハッキリ言って駄文ですけど、それでもアドバイスをしてくれると非常にありがたいです。それでは、今回もどうぞ。
                 第4話 宇宙人のいる日常(7)

 デュタとミューナが行く可能性のある場所、思い当たる節は1つしかなかった。
 橘神社の奥、UFOの落下地点だ。勘ではあるが、今から行動するにも遅すぎる。とりあえずは、あそこで一夜を過ごしてから、翌日に行動をするはずだ。
 月が輝く夜の中、息が切れそうなほどに全速力で走った。2人が俺の部屋から出て行ってから、時間はあまり経っていない。走っていれば、すぐに見つかるはずだ。
 読みは当たっていた。角地のコンビニエンスストア『サークルセブン』付近で、デュタとミューナの姿を発見した。
 このままの格好で、夜中のコンビニに行くのなら全然違和感はないだろう。しかし、橘神社の奥へと行くのなら、話は別だ。あまりにも不審すぎる。
「まっ、待ってくれ!! デュ、デュタ!! ミューナ!!」
 息が切れていたあまり、ハッキリとは言えなかった。
「夏目……」
「ヤマト、今更なんじゃ?」
 街灯の手前で歩みを止める、デュタとミューナ。コンビニの灯りと街灯の灯り、そして月明かりが2人の顔をくっきりと照らす。
「す、すまない!! 俺が悪かった!!」
 俺は声を張りつめらせ、謝罪をした。それも適当なものではない、心からの謝罪だ。
「お前たちが、この地球の事を知らないことで迷惑をかかったのは確かだ。だけど、俺はお前たちが誰かのために一生懸命になっていたことは知らなかった!! 本当にすまない!!」
 まるで、彼女に振られたけど諦められず、泣く泣く謝るっていると思われても仕方ない光景。だが、今の俺にはそんな恥も外聞も関係なかった。
「そんなに謝らなくとも……。私は、君に迷惑をかけたくないから、出ただけだ」
「そうじゃ、妾とデュタはお前のことを考えて、出て行っただけじゃ」
 気落ちした様子などを微塵も感じさせないデュタ。ただただ、淡々と普通に話しているだけだ。
 一方のミューナは、相変わらずデュタを追う形で物事を語るが、それを気にしている場合ではない。
「いや、出て行かなくてもいい。あの時は、俺が感情的になっていただけだ」
「そういう事じゃないんだ、夏目」
「ん?」
「我々アル・ビシニアンは、地球(セラン)人とは一緒に暮らすことが出来ないかもしれない」
 真顔だったデュタの顔つきは一瞬であるが、少し寂しいものに変わっていた。あるいは、月明かりがそのように見せたのかもしれない。
「あの時、私がインナースーツになったが、あれはアル・ビシニアンの間ではごくごく当たり前な光景だ」
「?」
 何が言いたいのか分からなかった。
「それに、困っている人がいれば、可能な限り助けるのは当たり前の事じゃ。特に、アル・ビシニアンにとっては切っても切り離せないことじゃ。あれが無ければ、我々はとっくに滅んでいたかもしれん」
 唐突も無いが、どうもデュタとミューナはネコ耳宇宙人の文化の事を話しているようだ。
「我々アル・ビシニアンと地球(セラン)人とでは、価値観があまりにも違いすぎる。先人が不可条約を作ったのも納得がいく」
「馬鹿なことを言うな、デュタ」
 そんな寂しいことを言うな。いくらなんでも、それは深く考えすぎだ。
「だから、迷惑をかけることは出来ない。短い間だったけど、ありがとう」
 どうも正攻法では、デュタとミューナを連れ戻すことは出来ないようだ。ならば、無理にでも引き止める方法に出るしかない。
「ああもう!! 俺がお前たちの力が必要なんだよ!!」
「どういうことだ?」
 このままではどうにもならないことを悟り、俺は別のアプローチで説得に仕掛けた。言うならば、北風と太陽の太陽に回ったのだ。
「俺は、お前たちに助けてもらいたいんだ。学校も忙しいし、生活をするためにバイトをしないといけない。だから、家事を済ませる暇もない。だから、お前たち2人に手伝ってほしいんだ」
 デュタとミューナは、唖然としていた。
「そんなことでいいのか……」
「そうだ。最初は苦労するかもしれないし、今日みたいに迷惑をかけるかもしれない。でも、それでもお前たちはきっと上手く出来るはずだ。」
 俺はデュタの肩を両手で持ち、目線から1mmもずらさずに説得した。
「それがお前たちの出来る恩返しだ」
 数秒間ほどの沈黙が続いた。どうも、状況を飲み込めていないようだ。
「にゃははは!! まったく、ヤマトというのは最初からそう言えばいいのじゃ!!」
 口火を切ったのは、ミューナだった。
「地球(セラン)の文明を堪能するのも悪くないが、それだけでは手持無沙汰だったのじゃ。いい暇つぶしになるかもしれん」
 話の流れを考えずに、普段通りに自慢げに語るミューナ。あまり気分のいいものではないが、とりあえずミューナは陥落した。あとは、デュタだけだ。
「デュタ、お前はどうなんだ?」
「むぅ……」
 明らかに戸惑いの色が現れていた。もうひと押しすれば、完全に落ちるはずだ。
 しかし、とどめの一撃は俺がする必要もなかった。
「デュタは相変わらずの頑固者よのお。ヤマトの所にいれば、少なくとも地球(セラン)で必要なことは教えてくれるのじゃ」
「ミューナ……」
 再び数秒間の沈黙。そして、
「分かった、夏目。君がそう言うのなら、戻る」
 デュタは戸惑いの表情から笑顔へと変わっていた。
「だけど、その前に」
「ん?」
 デュタは俺の前に右手を伸ばした。
「改めてよろしくな、夏目」
 地球での挨拶、握手をしっかりと覚えていたようだ。
 俺も右手を出す。
「短い間……。うおちちち……」
 反射的に手を放し、しゃがみこんでしまった。すっかり右手を火傷していたことを忘れていた。
「もしかして、また強く握りすぎたか?」
「いや、ちょっと、怪我していてな……。今は、左手にしてくれないか」
「ああ」
 改めて気を取り直して、ミューナは俺と握手をした。
「改めてよろしくな、夏目」
「短い間かもしれないが、こちらこそよろしく」
「これで解決じゃな。にゃははは」
 ミューナも幼い顔つきで笑う。これで、トラブルも一件落着だ。
 あ~あ、どうしてあんなことでイライラしていたのだろうか。今思えば、ネコ耳とネコの尻尾を迷彩をしているのだから、簡単にバレるわけが無かったな。まあ、無駄に目立ったのはあまり気分のいいものではなかったが。
 自らの器の小ささに、俺は恥り、それを心の中で笑った。
 ただ、これだけではまだ終わりではなかった。もう一つ、済ませることがあった。
 その済ませることは、電柱の影にあった。
「バレているぞ、そら」
「う~ん、この間は上手くいったのに~」
 てへへと、舌を出しながら現れたのは、やはり、そらだった。
「俺に任せたんじゃなかったのか?」
「そうだけど、やっぱり、もしもってことがあるじゃないの」
「俺の事を信じていないのか?」
「うん」
 任せておいて、それは無いだろ……。俺、ちょっと落ち込んじゃう……。
「でも、私も仲良くしたいの。デュトナさんとミューナちゃんと。宇宙人としてではなく、お友達として」
 一人の存在として、ただただ純粋に仲良くなりたい。そらの気持ちは、間違いなく本当だ。
「星野もそうなのか?」
「うん。あっ、ただこれだけは守ってくね、デュタちゃん」
「なんだ?」
「これからは名字でなくて、名前で読んでね。やっぱり、お友達になるんだから名前じゃないと」
「そ、そういうものなのか?」
「うん」
 デュタは顔を赤らめた。どうも、ミューナ以外の人物を親しく言う事にあまり慣れていないようだ。
「わ、分かった。大和に、そら。これからはそう呼ぶ」
「うん、改めてよろしくね」
 そらはデュタと握手を決める。デュタは少しぎこちなさそうだが、そらはにこやかだった。
「妾もそらと握手をしたいのじゃ!!」
 子供のようにはしゃぐミューナ。そんなに急がなくとも。
「そうだね、ミューナちゃん。改めてよろしくね」
「よろしくじゃな」
 様々な光をバックに、微笑みながら握手をするそらとミューナ。
 俺は、これまでの事を思い返していた。
 最初はしばらくの間だけ泊まらせるということで、俺は安請け合いをした。結果、様々なトラブルが起きた。言葉は伝われど、あまりの価値観の温度差に宇宙人と関わることなど無理だと感じていた。
 でも、ちゃんと理解すれば、人間だって宇宙人だって分かり合えることが出来るのかもしれない。遥か昔の偉い人たちが、宇宙人と交流していたように。
 それに比べたら、規模もずっと小さい。俺たちにも出来るはずだ、きっと。
 俺は、濃紺色の空を見上げた。気のせいかもしれないが、月もそれを期待してくれるかのように優しく微笑んでいた。

 どうでしたか?今回の彼女たちの極秘事項(トップシークレット)は?
 今回は、前回の後半でアパートから飛び出したデュタとミューナを説得するシーンを書いてみました。下手なりには、楽しく頑張って書けた気がします。
 個人的に力を入れた部分は、大和がデュタを説得するシーン。これには、どう書けばいいかすごく悩みました。大和の性格とデュタの性格を考えながら書かないといけないのですから。特に、デュタは融通が利かない性格というのを押し出しておきたかったので、どのような行動をとるかに、丸1日かかりました。まあ、これが上手くいっているかどうかは怪しいですけど。

 難しいけど、楽しく書いているオリジナルのライトノベル。
 さて、次回も日曜日更新の予定。その時も、時間に余裕があれば、読んでくれると嬉しい所です。それでは、来週もこのコーナーをよろしくということで。

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