現在連載中の『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スキージャンプ漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。
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爆発する怒り。
2013-09-23 Mon 20:37

 ネタがないので、今日も。

 少しずつモチベーションを上げながら頑張っている蔵間マリコです。
 さて、2日続けての更新となります。貧乏高校生とネコ耳宇宙人2人との共同生活を描いた、オリジナルのSFファンタジーライトノベル『彼女たちの極秘事項(トップシークレット)』を。
 まあ、2回連続で更新した理由は、上でも書いている通り、ネタがないんです。ビックリするほど、ネタがないんです。色々と考えても、ネタが捻り出せないんです。そんな状態ですから、今日も自作のライトノベルに頑張ってもらうことにしました。
 と、ペースを早めて更新することになりましたが、ストック自体はそこそこあるから大丈夫ですよ。話の出来不出来はともかく、調子を崩す前までにかなりのペースで書いていましたからね。ですから、そういったことに関しては、大丈夫だと思います。ただ、今は本調子じゃないから、下手をするとあっという間に追いついてしまいますが。
 ちょっと、前座が長くなりました。そろそろ本編に入ります。正直、読みにくい内容、独りよがりな内容かもしれませんが、それでもアドバイスをしてくれると非常にありがたいです。それでは、今回もどうぞ。
                 第4話 宇宙人のいる日常(7)

「肉1、カレー1、UFO1!!」
「ミステリーサークルライス、まだ~?」
「24番テーブルに、これ!!」
「ありがとうございましたー!!」
 俺のバイト先、ファミレス『ジュリー』は、月曜日であるにも関わらず、戦場となっていた。
 理由は色々とある。先週の金曜日から入ってきたバイトの橘妙を目的とするオタクたち、月曜日であることを逆手にとってミステリーサークルの現場へと観光しに来た客、『UFOキャンペーン』のメニューを楽しみにするコアなファンなど……。様々な要因が重なり、店内は超満員となっている。
 あと1時間で閉店だというのに、こうも人が多いと一息入れる暇すらない。まあ、その分だけ、バイト代も増えることになっているから、力も入るのだが。
「はい、こちらがUFOカレーですね。こちらが、ステーキセットですね。ごゆっくりどうぞ」
 妙が、客1人1人を的確に対処する。いや、ただそれだけではない。ちゃんと心もこもっている。接客の鑑といっても、おかしくはない。
 それにしても、あの狐耳と狐の尻尾。金曜日もつけていたが、よく邪魔にならないな。ああも大きいアクセサリーだと、バイトに支障がでそうだが……。
「本日、日本時刻7時に、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスにて不思議な事件が……」
 70インチの大型TVモニターに、妙齢のニュースキャスターが映し出される。いつものように、9時ニュース番組が始まった。
 俺は忙しいながらも、ニュースキャスターの声を聞き流す程度に作業をする。キリキリ働かないと、クレームがつくのは分かっているが、こういう時だからこそ、精神的余裕を持たなければ。
「こちらが、ミステリーサークルライスとオードブルセットとビール大になりますね。ごゆっくりどうぞ」
 俺は、安物の皿に乗った彩り鮮やかな料理を2つと、ジョッキなみなみに入った冷たいビールをテーブルに置く。
「おおよ、ありがとう」
 無精髭を生やし、寝不足のためか目に隈が出来た中年は軽く感謝をし、皿の上に乗ったソーセージをビールとともに食す。
 ちなみにミステリーサークルライスというのは、皿の上にご飯を敷き、レタス、トマトソース、ひき肉の炒め物、チーズを輪っかが出来るように乗せた料理だ。ぶっちゃけた話、普通のタコライスである。とはいえ、お祭りムードであるためか、その普通のタコライスですら本日の人気商品となっている。便乗効果、恐るべし。
「ふうっ……、まだまだ忙しくなりそうだ」
「そうですね。でも、私はまだまだ元気ですよ。ファイトですよ、大和さま」
 すれ違い様に、妙が笑顔で返事する。ああ、あまりにも眩しすぎる。
 それにしても、今日は疲れに疲れた。朝からドタバタして、学校では江草に説教されて、デュタとミューナが学校訪問をした。先週末ほどではないが、こんなに疲れる日が続くとは……。
「引き続き、各局のニュースに変わります……」
 俺は、家族連れの客が食べた料理の皿を片付ける。あれ? チーズハンバーグセットのニンジンとピーマンが残っている。まったく、最近の子供は好き嫌いが多いな。親の教育がなっとらん。
 俺は絶妙なバランスで、そのまま厨房へと向かう。客が多くとも、慌てず急がず。
「本日午後、N県中区東雲市東雲町にて、大捕り物がありました」
 ふむふむ、現場は学校の近くじゃないか。何があったんだ?
「そりゃあもう、ビックリしましたよ。あっという間で」
 何があっという間だったんだ? まあ、俺には関係ないことだからいいか。
「絡まれていた女の子を助けるために、不良4人相手を圧倒していたのですから」
 まあ、なんとも勇敢で喧嘩が強い人がいるもんだな。
「確か、ラフな格好をしていた女の子ですよ」
 そんなに腕っ節の強い女の子なら、さぞかしラガーかプロレスラーのような体のでかいゴリラ女なんだろ。片手で、男をクレーンキャッチャーみたいに掴めるような。
「あと、髪の毛の色が水色でショートヘアーでしたね。体格差があったのに、あんなに凄い女の子がいるなんて本当に驚きですよ」
 俺は盛大に転んだ。山盛りになった皿と鉄板を床にぶちまけて。
 そして、俺の右手は鉄板の上にステーキのように乗っていた。
「ほうわっちゃあーっ!!」
 掌が茹蛸のように真っ赤になってしまった。痛い痛い痛い!!
 突然のハプニングに、ファミレス内は、今までとは違った質のざわめきに包まれる。
「や、大和さま!!」
 新品の冷たいおしぼりを2、3個持って、駆けつける妙。本当に、何から何まで対応が早い。男としては恥ずかしいことだが、今ばかりはありがたい。
「火傷しているじゃないですか!!」
「いちちち……、いや大したことない……」
 真っ赤に水膨れした右手が、おしぼりの冷たさが癒してくれる。ああ、気持ちいい……。
「しかし、どうしたのですか? もしかして、風邪ですか?」
 妙は、俺の額に額を当てた。おっぱいを当てられた時も、とても恥ずかしかったが、こっちはこっちでかなり恥ずかしい。それも、公衆の面前だ。
「う~ん、不思議ですねえ……。風邪でもないのに、顔が赤くなっていますし」
 当たり前だろ、額を当てられているんだからさ。
「ああ……、もう動ける……。落としたやつは自分で掃除をするからさ、作業に戻ってくれ……」
「はい!! 分かりました!!」
 慌ただしく、キッチンホールへと戻る妙。
「しかし、なんでデュタが……」
 デュタの大捕り物は既に終わり、ニュースはスポーツのコーナーになっている。どうやら、応援している常勝東京レイダースが、万年最下位の大阪スパロウズに0対6の完封負けをしたようだ。そんなことを気にしているような事態ではないが。
 ああ、次から次へとトラブルが……。頭が痛い……。

                              ※

「デュタ、ミューナ!!」
 俺は、自室の扉を開けるや否や、声を荒げた。
「あっ、お帰り大和くん」
 いたのは、デュタでもミューナでもなく、そらであった。
「そら、どうしているんだ」
「どうしてもなにもないでしょ、大和くんが頼んだじゃないの。ネコ込宇宙人ちゃん二人の夕食を作ってくれって」
 すっかり忘れていた。そらに頼んでおいて、この態度はちょっと問題があったな。自省反省。
 だけど、それとこれとは別だ。
「デュタとミューナはどこだ?」
「何、興奮してるの? 二人なら、お風呂だよ」
 ガチャガチャと食器を洗う、そら。見ると、3人分にしてはかなり多い量の食器が洗い流されている。
「先にお風呂に入らせてもらってすまない」
「やっぱり、地球(セラン)の風呂というものは最高じゃ!!」
 脱衣場から現れたのは、デュタとミューナ。当然ながら、パジャマは着ている。
「おい、デュタにミューナ!! なんで自ら目立つことをしているんだ!?」
 自らの感情をコントロールする出来なかった。帰る時からカッカしていたが、二人の顔を見るとますます怒りが湧き立つ。
「一体何のことだ?」
「何の事じゃない!! 今日の昼食の件といい、東雲市内での乱闘騒ぎといい……。宇宙人であることの意識はあるのか!?」
「やっぱり、あれってデュトナさんだったの!? 悪い人に絡まれている女の子を助けるなんて凄ね!! 私じゃあ、とても真似できないよ!!」
 目を輝かせて、羨ましがるそら。それはお世辞などではなく、本心からだ。今の俺にとって、それは迷惑事に過ぎないが。
「ああ、あのことか。私は、困っていた人がいたから助けただけだ」
「そうじゃ。助けれる者を助けずして、我々、アル・ビシニアンの名折れじゃ」
 素っ気なく答えるデュタと、誇らしげな表情をするミューナ。まるで、事の重大さに気づいていない。
「あのさあ、ここは地球なんだぞ、地球。お前たち、バレたら、大変なことになるじゃないか」
「大和くん、何を言ってるの? 人助けだから、全然良いことじゃないの?」
「そりゃあ、人助けは良いことさ。だけどなあ、立場ってものを弁えてくれよ……」
 それは、あくまでも普通の人間の話だ。宇宙人が人助けをしていることが分かったら、大騒ぎになるに決まっている。そうなったら、強制送還あるいは研究対象にされてしまう。そのくらいの危機意識を持っていないのだろうか?
「我々のやっていることが、そんなに迷惑なのか?」
「そうだ。いくら地球のルールを知らないといえど、迷惑だ」
「そうか……」
 デュタは、少し表情を濁らせ、
「我々のしていたことが、君に迷惑をかけているとは思わなかった……」
 デュタは、ゆっくりとドアに手をかける。
「短い間だったが、助けてくれてありがとう。これ以上、私は君に迷惑をかけることは出来ない」
「おっ、おい、どこへ行くんだ!?」
「どこか人に迷惑をかけぬ山奥にでも暮らすよ。少なくとも、この星では食べるものには困らないし、気候も穏やかだ。だから、大丈夫だ」
 俺はようやく地雷を踏んだことに気付いたが、それに気付いた時すでに遅し。
「デュトナさん、そんなことないよ!! 大和くんは、ちょっとイライラしているだけで、本気で言っているわけじゃないよ!!」
「いや、いいんだ。我々がいることで邪魔になるのなら、いないことが夏目への恩返しなんだ。ミューナ、今すぐ出よう」
 デュタの声は、極めて平坦で感情のこもっていないものであった。
「嫌じゃ、妾はここで寝たいのじゃ!!」
「我儘を言わない、ミューナ。夏目に迷惑がかかるじゃないか」
 駄々を捏ねるミューナを制するデュタ。やはり無感情だ。
「分かった……、妾も出るとする」
 渋々ではあるが、ミューナもそれを後にする。
「感謝するぞ、ヤマト……」
 それを最後に、デュタとミューナは外へと出てしまった。その時のデュタとミューナの表情は、どことなく寂しいものであった。
「なんだよ、まったく……」
 確かにきつく言いすぎたかもしれない。怒りに身を任せていた部分もあったかもしれない。だが、これ以上は耐えられなかった。我慢ならなかった。
 怒りを吐き出した後のクールダウンと同時に去来する虚無感に、俺は「これでいいんだ」とつぶやき、言い聞かせる。そうでなければ、心にわだかまりが出来たままになってしまう。
「大和くん、最低だね」
 そらの声と表情は、恐ろしく冷たかった。
「…………」
 反論できなかった、いや反論する気にもならなかった。自らのしたことが、とんでもない間違いであることを自覚しているからだ。
「確かに、デュトナさんやミューナちゃんにも落ち度があるのは確かだよ。でも、それ以上に大和くん、2人が分からないことがあったら、ちゃんと教えないと」
「…………」
 俺は、ただ黙って聞くしかなかった。
「それに……」
 そらは、台所に向かって指を指した。
「あっ……」
 そこには、少し小ぶりなオムライスが3つ。
 1つは、しっかりと形の整ったもの。残りの2つは、あまり見栄えが良いとは言い難い。恐らくは、この2つがデュタとミューナの作ったものであろう。
「これはね、大和くんのために2人が作ったものなの」
「俺のためにか……」
「うん。これから2人で生活できるように、というのもあるけど、大和くんに少しでも恩返しをしたいって言っていたから、私が教えたの。初めてにしては、ビックリするほど…………、上手だったよ」
「そうか……」
 とても心が痛かった。2人は、何から何まで誰かのために頑張っていたのだから。
 それに対して俺は、身の保身ばかりを考えていた。バレるバレないも重要かもしれないが、2人の気持ちなど、これっぽっちも考えていなかった。とても恥ずかしくて、情けなかった。
「デュトナさんとミューナちゃんはね、宇宙人である前に――2人は女の子なのよ。それを考えないと」
 俺は立ち上がり、普段使いの靴を急いで履く。
「今すぐ、止めに行く……。そらも力を貸してくれないか?」
 そらの表情は穏やかだった。しかし、
「ううん。これは、大和くんがしないと意味が無いの」
「分かった」
 俺は、全速力で駆けた。2人がどこに行ったのか分からなくなる前に。
「私も女の子だけどね……」

 どうでしたか、今回の彼女たちの極秘事項(トップシークレット)は。
 今回は、前回のデュタとミューナの行動を反映させました。自分としては、いざこざは最低でも一度は書く必要があると思って、このタイミングで入れてみました。ただ、これが上手くいっているかどうかは怪しいですけど。
 しかし、どうしても文章を読みやすくするという作業が上手くいきませんねえ。出来るだけ難しい言葉は使わない、一つ一つの文章を短くするといった努力をしているはずなのですが、それがなかなか結果に結びつかなくて……。物事を客観的に見る能力が欠けているから、そういったところに注意しないと。

 トライ&エラーが重要なライトノベル作り。
 さて、次回はいつも通りに日曜日更新の予定。その時も時間がありましたら、ぜひその時もおつきあいしてくれると非常にありがたいです。それでは、次回もよろしくということで。

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この記事のコメント
どうもこんばんわ(≧∇≦)/

エルフェンリート懐かしいですね。
自分も小説を書くので、非常に親近感が湧きました!!
明日の朝くらいにじっくりと読ませて頂きます!!

よかたらブロともになってください
ちなみに広島の安佐北区に住んでます(爆)

2013-09-24 Tue 20:01 | URL | NEET初号機(プロトタイプ) #q7XswXQk[ 内容変更]
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