現在連載中の『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スキージャンプ漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。
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昼の大騒動。
2013-09-16 Mon 19:58

 今週は、月曜日なんで。

 今日は、家でゴロゴロしていた蔵間マリコです。
 さ~てさてさて、今週は月曜日更新ですよ~。貧乏高校生と猫耳宇宙人2人との共同生活を描いた、オリジナルのSFファンタジーライトノベル『彼女たちの極秘事項(トップシークレット)』を。
 毎週毎週、更新しているこのコーナーですが、進捗状況はサッパリですねえ。なんて言いますか、どうしてもモチベーションが上がりません。エンジンが空転しているといいますか、スイッチが完全にオフになっちゃっているんですよ。
 理由?理由は、分かっていますよ。自分の書いている作品の行けないところがハッキリと分かって、それも作品として取り返しのつかない部分で。だから、根元からダメだから、どうもやる気が……。まあ、いきなり上手いものが書けるとは思っていませんが、これ自体考えるのに1・2年ほどかかりましたからね。そのため、どうも全否定されたという感じがしまして……。それじゃあ、いけないというのも分かっているんですけどねえ。ホント、メンタルが弱いなあ……。
 とまあ、なかなか調子が上がらない今日この頃ですが、そろそろ本題に入らせてもらいます。正直、上手くありませんが、アドバイスをしてくれると非常にありがたいです。それでは、今回もどうぞ。
                 第4話 宇宙人のいる日常(5)

 第2理科準備室。
 そこは、担任の江草真来奈のテリトリーであった。
 室内に置かれているものの半分は、顕微鏡やアルコールランプなどといった授業に使う実験道具であるが、残りの半分は違う。パーツが剥き出しになった、機械人形(オートマタ)と呼ばれる家電用ロボットのアームや頭部、それらに使われているシリンダーや人工筋繊維や小型の回路チップ、何に使うのか分からない機材の数々……。それらが、棚の上に整然と並べられている。理科準備室というより、江草私用の物置部屋に近い。
 何故、そのようなものが置いてあるのか、それにはちゃんとした理由(わけ)がある。担任である江草は教師になる前は、東雲家電で機械人形の開発に携わっていたからだ。
 東雲家電で就労していた頃、『ロボット工学の革命者』とも『科学の魔女』とも呼ばれていたらしく、権威ある賞もいくつも取っていたようだ。ロボット工学関連の本でも、時々、取り上げられているようで、科学の教科書にも載っているほどだ。とても生徒にセクハラまがいの行為をしている人物とは思えないほどの偉人である。
 そんな優秀な人材が、どうして科学者という職業を辞めて、教師に転職したか? その理由は様々な憶測が飛んでいる。金銭面や人間関係でのトラブル説、仕事疲れによる退職説、燃え尽き症候群説などなど……。だが、どれも憶測の域を越えず、確証も存在しない。
 それでも、時々、授業の一環や学園祭の催し物などで使われており、たまに東雲家電の研究や開発に関わっているようだ。科学者という職業を辞めど、科学者魂は死なずというわけか。
「おい、夏目。話をちゃんと聞いているか」
「あっ、はい……、聞いています」
 考えにふけっていたせいか、また話を聞き忘れてしまった。
「お前が授業中、うわの空であることはよくあることだが、特に今日は酷いな。何か悩み事でもあるのか? 女の子とイチャイチャラブラブする方法とかなら、他の人に聞いてくれ。私の管轄外だ」
 そんなわけないだろ。確かに女の子に関しての悩みではあるが、そんないかがわしいものではない。ネコ耳宇宙人をこれからどうするかだ。
「そうでなくとも、お前の成績はかなり危ないぞ。1年生の時から、赤点ギリギリの所をうろちょろしている。このままだと留年も有り得る」
「なんとかなりますよ。今までもそうだったんですから」
 俺はさっさと話しを済ませて、昼休憩を堪能したかった。こんなことに時間を費やすなんて、あまりにも勿体なさすぎる。
「ケ・セラ・セラか。そういう考え方もあるがなあ、それはやる事をやっている人間の言う言葉だ」
 思わず深い溜め息を漏らす江草。人生の先輩のだからこそのアドバイスという事なのだろうか。
「ところで、夏目。お前は、将来、何になりたいんだ?」
「はい?」
「将来なりたい職業だ」
 将来就きたい職業……。この間、そらに同じようなことを言われたな。正直、これといってピンとこない。うちの実家の仕事を継ぐつもりもないし、何か特別なスキルを持っているわけではない。恐らくは、どっかの中堅企業のサラリーマンぐらいになっているかもしれない。
「その顔だと、就きたい職業というのが決まっていないようだな」
「それは間違っていないです。正直、職に就くということが実感に沸かないんです。その一環で、バイトはしていますけど」
 ただ、バイトについては社会勉強というよりも、食費を稼ぐ、その程度の感覚に近いかもしれない。勿論、仕事に対しての責任感は持っているが。
「実感が沸かないか。ふむ、いかにも学生らしい悩みだ」
 足を組み、腕を組む江草。その姿は、そこはかとなく大人の女性ならではの艶やかさを匂わせる。
「しかし、こればっかりはお前の意思でどうにかするしかないな。私がどうこう出来る話ではない」
「それでは、どうすればいいのでしょうか?」
「そうだな……、色々と経験をすることだ」
 経験? 一体、何を経験するんだ? ボラティンア活動でも?
「ただ、経験するにしてもボランティアとかみたいなありきたりなものではない。他の人が経験したことのない、衝撃的な体験だ。夏目、お前の常識が根底から変われば、何かが変わるはずだ」
 それはしました。金曜日の夜から。
「まあ、そういう体験をすれば、目標というものがハッキリ見えてくるはずだ。そらが、良い例だ」
 そういえば、そらはそうだったな。小学生の頃、宇宙人誘拐(アブダクション)疑惑以来、宇宙について興味を持つようになった。そして、この事件がきっかけでロケットや無人探査機といった宇宙工学絡みの仕事に就くために勉強するようになった。江草の言っていることは、あながち間違っていない。
「TOOEICも900点越えで、全国模試も常に一桁。それに加えて、男ならエロいことを妄想したくなるほどの美貌だ。これほどに素晴らしい生徒を掛け持ちすることが出来て、私は光栄だ」
「エロいの部分は、余計ですけどね」
「何に就くにせよ、勉強は必要だ。多くを学び、正しく勉強をすれば、損をすることはない。人生は勉強そのものだ」
 勉強ねえ……。俺も宿題程度は済ましているが……。
「とりあえず、今日はここまでだ。青少年らしく、スケベな妄想もいいが、授業もしっかり受けろよ」
「はい……」

 理科準備室から退出した後、俺は思わず、あくびを漏らしてしまった。
 授業を聞いていなかった俺にも責任はあるが、わざわざ昼休憩の時間に説教をしなくても……。おかげで、時計は午後の1時半を指している。休憩時間はあと20分しかない。
 この時間だから、恐らくはロクなものは残っていないだろう。それでも、蕎麦やうどん程度なら……。
「悔しいですわ~!!」
「ブリジット様~!!」
「待ってくださいーっ!!」
 牛追い祭りのごとく、廊下を猛ダッシュで走り抜けるブリジット東雲とそれを追う親衛隊たち。この様子だと……、言うまでもないか。

 結局、うどんも蕎麦も全滅であった。
 買ったのは、購買の売れ残りのイチゴジャムパンとアンパンの不人気コンビ、そして自販機のバナナ牛乳。甘いものは好きだが、菓子パンばかりだと昼食という感じがしない。せめて、総菜パンの一つぐらいは欲しかった。まあ、何も食べれないよりかはマシであろう。
 俺は、購買の紙袋を抱えながら、早歩きで教室へと向かった。
 すると、教室の入り口で何ら変わらぬほどに人盛りが出来ているではないか。
 ん? なんだ? 決闘終わったのに、まだ人が多い。何かあったのだろうか?
「あっ、夏目」
 クラスメイトの一人である蟹屋(かにや)が振り向いた。
「こんなに人が集まって何かあったんだ? 決闘は、もう終わったはずだぞ」
「お前に用事のある人がいてね」
 用事? 誰が、一体何のための用事なんだ?
「しかし、お前の知り合いに、そらや妙以外にも、美人がいるとはな。それも二人」
 嫌な予感がした。
「どこの国の女の子かは知らないが、よくあんな絶世の美女と親友にいるなんて。羨ましい!!」
 ますます嫌な予感がした。
「と、ところで、その女の子の髪の毛の色は?」
「ああ、確かに2人とも目立つ髪の毛の色だったな。1人は水色、もう1人はピンクだ」
 嫌な予感がほぼ確定した。それも、メガトン級の。
 いや、それでもまだ外れている可能性だってある。1億分の1ぐらいの確率で、外れているはずだ。
 俺は人混みをかき分け、席へと向かう。嫌な胸騒ぎを抑えながら。
 人盛りを抜けた先、そこには時の人なる少女が2人いた。
 1人は、ボーイッシュさを醸し出す水色のショートヘアーに、メンズジーンズと『I LOVE 地球』と書かれた白地のダサいTシャツを着た少女。
 もう1人は、薄紫色の球体型アクセサリーで纏めたピンク色のツーサイドアップと、青と赤のオッドアイ、服装は薄黄色のカットソーと濃紺のスカートが特徴的な少し小柄な少女。
 ここまで説明すれば必要ないかもしれないが、敢えて言わせてもらおう。
「デュタ……、ミューナ……・、どうして、ここにいるんだ」
 俺は最悪の展開に、全身から力が抜けてしまった。
「どうしてって? 君が、これを忘れていただろ」
 デュタは、机の上を指差した。そこには、俺の弁当箱が。
「妾が、ヤマトのために学校まで行ったのじゃ。ありがたく食べるのじゃ」
 いや、弁当を持ってくれたのはありがたいが、生徒でもないのに学校に入ってくるのは……。しかも、宇宙人なんだから目立たないようにしとけよ……。ネコ耳とネコの尻尾を隠す意味が無いじゃないか……。
「デュトナさん、ミューナちゃん、大和くんためにわざわざ学校まで来てくれてありがとうなの」
「いや、昼食までの散歩のついでだ」
 素っ気ない表情のデュタ。しかし、その表情があまりにもかっこ悪いTシャツを引き立たせて、ますます目立つ。
「大和、役得だな」
「何だがよ……」
 対岸の火事だから、そんなこと言っているけど、匿っている身になってみろよ……。
「それにしても凄いな、学校という場所は。とても活気がある場所だ」
「地球(セラン)の学習システムは、なんとも凄いものじゃ。社会勉強になる」
 周りの生徒が注目しているにもかかわらず、デュタとミューナはそれを気にせず、見回している。都会に初めて行ったおのぼりさんと何ら変わらない。
「こんなに可愛い子が、いるなんて……」
「夏目は、どこで知り合ったんだ?」
「そらといい、妙といい、この二人といい……」
「もしかして、夏目って、ヤリチン?」
 決闘の時と同様にざわめき始める教室内。また変な噂が流れたらたまらないし、デュタとミューナの正体がバレたら、それこそ大変なことになる。
「あーあ、解散だ、解散。集会はここまでだ。みんな、元の場所に戻って、飯でも食うなり、遊ぶなりしような。散れっ散れっ!!」
 俺は手を振って、強引にギャラリーを引き離そうとするが、なかなか人が減らない。
「何をやっているんだ、夏目? 何かマズいことでもあるのか?」
「あるさ!! あるから、こうやって追い払っているんだ!! ていうか、お前たちもさっさと帰れ!!」
 ポカンとするデュタに、俺は耳打ちをする。ネコ耳宇宙人の本来耳のある位置ではなく、地球人の耳のある位置で。
「そうか……、君に迷惑がかかったのなら、すぐに帰る」
「まったく、ヤマトは無礼者じゃ!!」
 落ち込み気味なデュタとご機嫌斜めなミューナ。落ち込みたいのは、こっちだよ……。
 なんとかデュタとミューナを追い払い、ギャラリーを解散させることは出来たが、とても嫌な心地であった。目立った以上は、俺とデュタとミューナの関係で話題になるということもあるが、心がもやもやっとした変な気分だ。
 俺は椅子に座ったと同時に、グダーッと倒れてしまった。こうも毎日毎日、体力も精神力も削られていたら、いつ倒れるか分からない。本当に最悪な日が続く。
「ねえ、大和くん……」
「ん? 俺は疲れているから、さっさと済ませてくれ」
 もう何も聞きたくない。飯食って、午後の授業は昼寝。そうでもしないと、体力が持たない。
「あの言い方は、ちょっと酷いじゃないの?」
「そうですわ、デュタさまもミューナさまも大和さまの事を思って、弁当箱を持ってきてくれたのに。あんまりですわ」
 俺が疲れていることお構いなしに、2人は説教を始める。
「まあまあ、大和も疲れていることなんだし、ここは……」
 武士が仲介に入るが、
「入らないで、武士くん。これは、大和くんの問題なの」
「大和さまは、女の子が硝子細工のように繊細な生き物だと理解していませんわ。それをしっかりと、教えてあげないといけませんわ」
「は、はい……」
 女子2人の威圧に気圧され、すごすごと引き下がる武士。
 その後、休憩が終わるまでそらと妙の説教を受けることになってしまった。その上、購買のパン2つと弁当を食べなければならなかった。量がとんでもなく多いうえに、激しく動いたのか、弁当箱の中身がグチャグチャになっている……。こんな生活、もう嫌だ……。

                              ※

「ま、また負けた……」
 ブリジット・東雲は、中庭のベンチで悲しみのどん底に突き落とされていた。
 東雲家の次期当主である彼女が、時の人となる転校生、 橘妙に決闘を挑んで、完膚無きまでに敗北した。それも、2度も。今まで滅多なことで敗北したことが無い彼女にとって、これがどれだけの屈辱なのかは想像に難くはない。
 だが、それでいながらも、彼女には私怨や嫉妬といったものは全く無かった。自らの実力不足、心・技・体のいずれもが妙に負けていた。ただそれだけの話だ。
 そして、一番の問題は『逃げた』ということである。どんなに未熟であろうが、負けたからには相手を認め、現実に立ち向かい、それを修正する。それが出来ていない彼女にとって、恥ずべきことであった。
「ブリジット様、大丈夫ですか……。今回は、運が絡む決闘ですから、たまたま……」
 茶髪ウルフカットの少女、聖良(せら)リリィは励ましていた。他の親衛隊は既に立ち去っているが、リリィだけは違っていた。彼女にとって、ブリジットは憧れの的以上に、特別な存在であるのだから。そして、ブリジットにとっても、リリィは特別な存在である。
「そ、そうですわ……。こんな所で落ち込んでいても、東雲家の名折れですわ。私もこの歳になって、人前で泣くのは……、ん?」
 ブリジットは、涙をハンカチで拭い去った視界から、目立った格好をした二人組を見かけた。
 水色の髪の毛の色の少女とピンク色の髪の毛の少女。距離こそはかなりあるが、遠目からでも目立つほどに鮮やかだ。
「あの子たちは……」
「もしかして……」

 どうでしたか、今回の彼女たちの極秘事項(トップシークレット)は。
 自分としては、文章が読みにくいという点と長ったらしい点が、直すべき点だと感じていますねえ。ただ、これに関してはちょっとずつ光が見えてきたような気がします。どう書けば読みやすくなるのか、どのような描写にすれば分かりやすくなるのか。彼女たちの極秘事項(トップシークレット)では、それでは活かせそうもありませんが、短編あたりでそれを発揮できるよう頑張っていきたいと思います。

 ちょっと停滞気味な彼女たちの極秘事項(トップシークレット)
 次回は、日曜日あるいは土曜日に更新予定だけど、それまでにエンジンが稼働してくれたらいいのだが……。う~ん、どうにかしてやる気を出さないと……。

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