現在連載中の『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スキージャンプ漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。
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新しい朝。
2013-08-18 Sun 19:49

 過去ログはこちらで。

 色々とネタのイメージが沸いてくる蔵間マリコです。
 さ~てと、2週間ぶりなのに随分長い間、ストップしていたような感じでしたねえ。貧乏高校生とネコ耳宇宙人2人との共同生活を描いたオリジナルのSFファンタジーライトノベル『彼女たちの極秘事項(トップシークレット)』が。
 先週は、一段落ついたために一呼吸として休載しましたが、2週間のブランクが空くと何か違和感を感じるものですねえ。いや、この間にもちゃんとアイデアを考えたり、書き溜めを増やして少しでも余裕を作っていたんですけど、なんていうかここに載せないと何か変な気分になっちゃうんですよ。多分、毎週書いた分を載せるのが、一つの癖になっているのかもしれません。一つの目標として、ライトノベルを書ききる。イラストを描くのは挫折したけど、こっちは完走出来るように楽しみながら頑張りたいものです。
 少し、前置きが長くなりました。そろそろ本題である、彼女たちの極秘事項(トップシークレット)第4話に入らせてもらいます。正直、様々な点で下手糞ですし、誤字・脱字があるかもしれませんが、アドバイスをしてくれると非常にありがたいです。
 それでは、今回の彼女たちの極秘事項(トップシークレット)をどうぞ。
                 第4話 宇宙人のいる日常(1)

 いつもと変わらぬ月曜日。
 俺は雀のさえずりとカーテンの隙間から漏れる日の光で眠りから覚める。
「ふわあああああぁ~っ」
 気の抜けた欠伸を吐きながら、目をこする。
 手元に置いていたアナログ時計を見つめる。6時30分、体からまだ疲れが抜けきってはいないが、今日からまた1週間が始まる。憂鬱だが、頑張るしかない。
 包まっていたタオルケットを剥ぎ、薄暗い部屋内を歩く。部屋の暗さもあるが、完全に脳が覚醒しきっていないためか、視界がぼやけている。
「うにゃっ!?」
 ぐにゃっと、何かを踏んだ。妙に生温かくて、柔らかい。こんな所に物でも置いていただろうか? まあ、そんなことよりもカーテンを開けて、日光を吸収させて、脳と体に刺激を与えねば。
 俺は足元に注意して、そろりそろりと窓に向かった。
 ガラガラガラガラ、摩擦の悪いベアリングの音とともにカーテンが丸め込まれる。
 健康的な太陽光が体中に行き渡る。ああ、生きているって最高。
 同時に、俺が薄暗がりの中で何を蹴ったのかは直後に気が付いた。
 ピンク色のセミロングヘアーと両頬の2本線、それにネコ耳とネコの尻尾が特徴的な少女。
 その少女が丸くなるように引っ付いていたのは――同じくネコ耳とネコの尻尾が特徴的な少女だ。水色のショートヘアーとネコ耳ネコの尻尾も目立つが、何よりもむっちりとしたおっぱいが目に付く少女。その寝姿はパジャマのボタンが外れ、ブラジャーとともに露わとなり、それが更に強調させる。下手な週刊漫画雑誌のグラビアアイドルよりも、ずっと色っぽい姿だ。
 踏んだのは多分、ピンク髪のネコ耳少女の方だろう。通ったルートからして想像がつく。
「やっぱり、あれは夢じゃなかったんだよな……」
 俺は朝から早々溜め息をつき、あることを認識させられた。
 ネコ耳の宇宙人、デュタとミューナの2人に出会い、非日常な出来事を体験したことを。そして、これからしばらく、非常識で不可思議な日常が始まることを。

「昨夜、東京都港区お台場×××会議場にて、皇(すめらぎ)重工の製造した新型兵器『ブラックウィドウ』3台がお披露目されました。ブラックウィドウは、現行の兵器とは一線を画した性能・機能を内蔵していることで各国から注目を集めており……」
 垂れ流しのニュース番組を片手間に、俺は朝食と昼食の弁当を作る。冷蔵庫の中にはあまり入っていないから、今日はのり弁でいいだろう。
「妾はまだ寝たいのじゃ」
 ピンク髪のネコ耳少女、ミューナ・ミュスティール・スコティッシィこと、ミューナは寝惚け眼で愚痴る。こっちは忙しいのに、文句を言うなよ。
「夏目、忙しそうだが何か急ぎの用でもあるのか?」
 水色髪のネコ耳少女、デュトナ・サイベリアスこと、デュタは疑問を投げつける。
「ああ、地球人の大半はな、月曜日から金曜日にかけて忙しいんだ。特に俺みたいな高校生は、勉強だけでなく色々としないといけないから大変なんだ」
「学校? 学校とはどんな所だ?」
「将来のために必死こいて勉強する場所だ。お前たちには縁のない場所かもしれんが」
 俺は味噌汁の味見をしながら、テーブルで待つデュタとミューナに解説する。う~ん、美味しいには美味しいけど、俺が作るとどうしても味付けが濃くなってしまう。親の遺伝だろうか? あるいは、技術力不足なのだろうか?
 一方のアジの干物はと――うむ、こちらはちょうどよく焼けている。
 俺は茶碗とお椀と皿を3個ずつ用意し、手際よく料理を盛り付ける。ついにで昼飯の弁当とデュタとミューナの昼食も。これに関しては、ファミレスのバイトで嫌というほどしているからミスはない。とはいっても、大したものを盛り付けたわけでもないが。
「デュタ、ミューナ。朝御飯だぞ」
 御飯の香りに、味噌汁の香り、焼き魚の香りの3つが1つのテーブルで混ぜ合い、いも言われぬ香りが立ち込める。これぞ、日本食。
「とてもいい匂いじゃ」
 くんくんと鼻を鳴らせながら、テーブルの上の料理に感嘆とするミューナ。
「ちゃんと、いただきますっていうの忘れるなよ」
「分かっておる」
 俺とデュタとミューナは両手を合わせて、「いただきます」とともに食事を始める。
 ゆっくりと食べるデュタに対して、ミューナは何かに取り憑かれたかのようにガツガツと食べる。それも間違えた箸の使い方で。
「食べカスが散らかるからゆっくり食べろってば。それに正しい箸の使いで食べろよ」
「だって、こんなに美味しいものはアル・ビシニアンにはないのじゃ。昨日のタエの作った料理も、とても美味しかったのじゃ」
 アル・ビシニアンがどのような料理を作っていたのか想像の余地などつかない。だが、アル・ビシニアンの口に地球の食べ物が口に合うとは思わなかった。いや、アル・ビシニアンのルーツは人間と猫であるのだから、その可能性もあったかもしれないが。
「ところで怪我はどうだ?」
 商店街の特売品のタクアンをポリポリとかじるデュタ。
「最悪だよ……。怪我が治ったと思ったら、今度はあいつらがボッコボコにするんだから……。少しは手加減をしろよ……」
 勘違いによる、ストンピング攻撃で出来た頬のあざを俺は撫でる。だいぶ痛みが引いているが、それでもまだまだ痛い。
 武士たちに悪意が無いのは分かるし、誤解されるシチェーションでもあることも分かる。それでも、同じ展開を2日続けて体験するとは……。とにかくここ数日は、厄日そのものだ。
「あれには私も驚いた。一体何事があったのかと」
「妾もそうじゃ」
「いや、お前たちが原因だから」
 元はといえば、デュタとミミが詰め寄ったことに問題がある。普通の女の子ならあんなことはしないのに、ネコ耳宇宙人には羞恥心というものは無いのか?
「それにしても、夏目、君の友人はとても思いやりがあるな」
「ん?」
「君の背負った面倒事を親身になって手伝ってくれたからだ。私は君のことが羨ましい」
 確かに、ここまで世話を焼いてくれる友人なんて普通はいない。好奇心も理由の一つにあるだろう。でも、それ以上にミミをデュタの元に帰してやりたいという純粋な思いがあったからこそ、休日を返上して探すことが出来たのも事実だ。俺1人だったら、探すのは無理だった。
 それに袋叩きにあったものの、あの後、わざわざ夕食を作ってくれた。そらはツナ缶入りのポテトサラダ、妙はけんちん汁、武士は刺身を。このアジの干物だって、武士がタダでくれたものだ。こんなに気遣ってくれるなんて、ただただ感謝するしかない。
 ピンポーン、呼び鈴のチープな音が訪問者の到来を知らせた。
 誰だ、こんな朝っぱらから用事がある人間は。
「はいはい、誰ですか?」
 俺は、経年劣化でペンキが剥げ、錆かかった扉を開ける。
 扉を開けた先、そこには見慣れた少女が2人いた。
 1人は、俺の幼馴染であり親友でもあり腐れ縁でもある星野そら。黒髪ロングヘアーがチャームポイントとなっている。
 もう1人は、転校日初日に衝撃発言をして注目の的となった橘妙(たちばな たえ)。エメラルドグリーンの瞳とブロンドヘアーも目に付くが、それ以上にバスト92のおっぱいが最大の特徴だ。
「おはよう、大和くん!! それに、デュトナさんとミューナちゃん」
「おはようございます、大和さま、デュタさま、ミューナさま」
 そらは快活に、妙は物腰柔らかく挨拶をする。
「おはようなのじゃ、ソラにタエ」
「二人ともおはよう」
 ミューナは少しおかしなイントネーションで、デュタは少しフランク気味に挨拶をする。昨夜のパーティーだけで、ここまで溶け込んでいるとは、驚くべき順応性。
 一方のそらも妙も武士も出会って早々にネコ耳宇宙人2人を受け入れたのだから驚愕に値する。俺の頭が固いのだろうか? それとも、3人が特別なのか?
「なんだ? 朝から何か用事か?」
「なんだ、じゃないの。今日から学校だから迎えに来たの」
「私もそうですわ。大和さまと一緒に登校したいから来ましたわ」
 俺と登校したいから、わざわざ俺の家まで来たというのか。妙はどこから来たのか分からないが、そらはわざわざ寮から迎えに来るとは。朝からご苦労なこった。
「まあ、待てよ。まだ食事を済ませていなんだからさ」
「そんな余裕はもうないの。大和くん、時計を見てよ」
 俺はTVに表示された時刻を確認した。7時22分。あと8分しかない。
「ヤバい!! 喋りすぎた!!」
 俺はご飯と味噌汁と干物を口の中に押し込んだ。息が苦しい、喉が熱い、まともに味わえない。
「大和さま、急がないと遅刻しますわよ」
「分かっているって!!」
 俺は1分で歯磨きを済ませ、4分で着替えを済ませ、3分で必要な物を揃えた。
「今から学校に出かけるからな。外に出てもいいが、絶対にトラブルを起こすなよ。あと、昼食は台所の上に置いてあるから、それを食べろよ」
 俺は、早口でデュタとミューナに説明した。都合上、必要最低限のルールしか伝えれなかったが。
「分かった」
「そのくらい言われてなくても、分かっておる」
 本当なのか? 今までが今までだけに、不安で一杯だ。
「それじゃあ、行ってくるからな」
 時間的にかなり危ない。急いだだけに何とか間に合いそうだが、これ以上の無駄は出来ない。さっさと出かけなければ。
「夏目、頑張ってこいよ」
「存分に勉強してくるのじゃ」
 ネコ耳宇宙人2人は、俺たち3人に向かって手を振る。アイツらには、腐るほど時間に余裕があるからお気楽なもんだ。俺たちは、今、1分1秒を争っているのに。ちょっとだけ、腹が立つ。
 ふうっ……、朝からこの調子だと、今日も何かと忙しくて大変な一日になりそうだ……。

 どうでしたか?第4話に突入した彼女たちの極秘事項(トップシークレット)は?
 非常識で命懸けだった3話目から一転、平和で日常的な世界が描かれていますが、書いている自分としても負担が少ないパートでスラスラ進みますねえ。SF的要素が入ってくると、それを描写するのに苦労しますが、日常風景はこちらとなんら変わらない。どれだけSFというのが難しいかが再確認させられましたよ。
 で、今回の内容で力を入れた部分は、朝食の描写。食欲の権化である自分としては、この描写を怠るのは大問題。いかに美味しく見せるか、いかにおいしく食べているかをしっかりと描かないといけませんからね。それが伝わっているかどうかは分かりませんが、自分としては今の実力で考えれるだけのものを書きました。

 難しいけど、書けることが楽しい彼女たちの極秘事項(トップシークレット)
 次回はいつものように日曜日更新の予定。もし、このライトノベルを読む暇がありましたら、その時もぜひよろしくお願いします。

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