現在連載中の『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スキージャンプ漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。
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巨兵と巨獣。
2013-08-16 Fri 22:56

             パシフィック・リム

 後半は感想なので、見ていない人は開かないように!!

 今日から夏休みの蔵間マリコです。
 ひゃっはー!!ついに今日から夏休みだぜー!!たった4日間という非常に短い期間ですけど、社会人の自分としては、羽を休めるのに絶好な時期。連休だからこそ行きたい場所や作りたいものもありますし、涼しい家の中でゴロゴロしておきたいですからね。社会人としては、これほどにありがたいものはありませんよ。
 さて、そんな夏休み初日ですが、今日は午後から話題の映画を観に行きました。タイトルは、『パシフィック・リム』。ハリウッドの作ったロボット怪獣映画である。
 いや~、自分としては大友克洋ショートピースあたりも観に行きたかったんですけど、なんかパシフィック・リムの評判がやけに良くてね……。TVのCMなんかを見るあたりでも、他の映画のCMよりも何やら凄いオーラを放っていたからね。だから、今日の午後、見に行ったというわけだ。
 ちなみに自分が観に行ったのは字幕スーパー版ではなく、3D吹き替え版。アニメ以外でも映画館にはたびたび行きますが、実は3Dを見るのは初めて。どうも、3Dというのはあまり得意じゃなくて……。でも、3Dというのを体験したかったし、何よりも声優さんがちゃんと吹き替えしているからな。普段は字幕スーパーだけに、珍しいことかもしれない。
 さて、そんな期待値の高いパシフィック・リムでしたが、その期待値を凌駕するほどに面白い。今まで面白い映画に何度も出会ったことがあるけど、その中でも最も面白い部類の映画の一つ言えるのは間違いない。凋落の激しいハリウッドとは思えないほどの素晴らしい出来と力技で心をがっちりと掴む内容。まさに、「待っていました!!」と言わんばかりの映画でしたね。
 まず、個人的にこの映画の一番の見所だと感じたのは、日本人が大好きな作風。作品のコンセプトは、CMなんかからも分かる怪獣VSロボットという、日本じゃあベッタベタなもの。特に、ガンダムゴジラが好きな人間にはハリウッドという組み合わせはトラウマもの。これだけならば、間違いなく見る前からマイナス補正がかかるであろう。
 だが、パシフィック・リムはそんなものを吹き飛ばしていた。とても外国人が考えたとは思えないほどの定番の設定や展開。それらが、これでもかと詰め込まれており、まさに「日本のサブカルが好きだ!!」というギルレモ・デル・トロ監督の心意気を感じさせてくれる。
 心踊らされる発進シークエンスに、やたらと主張させるカタログスペック、アニメなんかで登場しそうな司令部、謎めいたヒロイン、登場人物たちの精神世界、敵の思考への意思疎通……。作品的に言えば、マジンガーZに、ゲッターロボエヴァンゲリオン攻殻機動隊ゴジラなどなど……。もうビックリするほどに、それらを連想させるシーンが目白押しで、アドレナリンが出っ放し。子供の頃に見た特撮映画さながらの興奮で、終始ニヤニヤしていましたよ。
 次に、巨大ロボット・イェーガーとKAIJYUとの戦闘だが、この作品の最大の見どころだけあってなかなか。鋼鉄の重量感を感じさせるデザインに、まさに鉄の塊ともいえるパンチ、一発逆転の兵器を内蔵するイェーガー。デザイン性だけでなく、名前やギミックにもしっかりと考えられたKAIJYU。建築物を豪快に破壊して、身近にある物を投擲し、相手が動かなくなるまで徹底的に破壊する。描写がとことん泥臭くて、ロボット物が好きな人間から言わせてみれば、スーパーロボットものそのものだ。
 そして、吹き替えのキャストも見事。主人公のローリー演じる杉田智一さんをはじめ、ヒロインの森マコ役の林原めぐみさん、司令官のスタッカーの吹き替えである玄田哲章さんなどなど……。他にも、ケンドーコバヤシの演じるKAIJYUの密売人もケンコバと言われない気付かないほどの演技っぷりだったし、芦田真菜もキャラの役割的にガッチリと一致。最近の吹き替えは、とりあえず客寄せのために芸能人を使えばいいやという風潮だけど、パシフィック・リムに関しては、そのキャラとの親和性をしっかりと考えられたものであった。ホント、芸能人の吹き替えも使い方次第ですね!!
 ただ、全く手放しで喜べるものでもない。ストーリーに関しては、本当に平々凡々だし、イェーガーという巨大ロボットの意義も少し怪しい。ガッチガチに考えてみるものではないエンターテイメント作品ではあるが、そういった細かいことを気にする人にとっては微妙な作品だったかもしれない。まあ、シンプルかつ豪快な作風故の宿命でもあるが。

 日本人が大好きな要素をたくさん詰め込んだ、究極のエンターテイメント映画『パシフィック・リム』。
 ちなみに、自分が好きなシーンは森マコが自分の部屋だと間違えて、ローリーの部屋に入ろうとしたシーン。まるで日本のアニメの1シーンのようで、この微笑ましいやり取りに思わずクスリと笑ってしまいましたよ。本当に、どこまでも日本好きな監督だ。

 パシフィック・リムの評価

 満足度 ☆☆☆☆☆
 SF度 ☆☆☆☆
 ロボット度 ☆☆☆☆☆

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