現在連載中の『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スキージャンプ漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。
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果てしない挑戦。
2010-11-29 Mon 19:58

            怒首領蜂大復活 自己ベスト

 うひゃっほーい!!

 地道な反復プレイが大好きな蔵間マリコです。
 よっしゃー、久々に更新できましたよ!!CAVEの名作弾幕STG『怒首領蜂大復活』の自己ベストが。ここ数ヶ月、どうも450億点前後でスコアが停滞していて、なかなか500億突破できなくて微妙な感じだったんですよね。でも、今日の夕方、仕事が終わった後にプレイしてみたら、シャアやオヒキのアシモのように『見えるぞ、私にも敵が見える!!』な状態に覚醒して…。
 普段なら被弾必至の表2-4中ボス手前のラッシュも上手く切り抜けることが出来た上に、表2-5の最難所のレーザービット地帯も何時もより遅く見えていたような気がした。おかげで、ラスボスの大佐蜂こと獄滅極戮至高兵器ゴールデン・ディザスター(何時聞いても、ぶっ飛んだ名前…。)撃破時には、残機が3とボムが2発ほど残っている状態で、530億台で終わりました。多分、ここまで調子が良かった日は無いと思う。店内でのランキング1位との差も目と鼻の先ぐらい短くなった事だし。少しずつプレイしていたおかげかもしれない。ホント、今日のプレイングには満足したよ。
 しかし、これでもまだまだまだまだまだまだまだまだだからねえ…。全国一位のプレイヤーは、軽く1兆点越え。それどころか、自分は裏2週目すら突入していないから、真ボスの]-[|/34<#!にも遭遇していない。裏2週目突入はまだ何とかなるかもしれないが、1兆点オーバーなんて廃人プレイしていても無理だろ…。やっぱ、STGの全国1位は、スーパーサイヤ人4だな。

 だけど、ここの所、こういうのって減ったよなあ…。ハイスコアの競いあいって。いや、スコア自体は大体のゲームにあるからそういう言い方はちょっと間違えているかもしれないけど、あんまりそういう部分を気にするようなゲームが減った気がする。
 今、ゲーセンというと格ゲーやガンダムVSガンダムシリーズといった対戦ツールとして楽しむゲームが主流で、コンピューター戦だとあまり楽しめない場合があるんだよね(まあ、コンピューター戦にも魅力はあるけど。)。それに、STGやレトロゲーあたりだと本腰を入れずにストレス発散程度に遊んでいる人が多い。まあ、その人の遊び方だからそれはそれで面白いんだろうけど、どうもはまると本気でやりこむクチだから、こう知らない人間とのスコアの競い合いが面白いんだよ。まさに、「このゲーセンのゲームのトップだぞ!!」見たいな。そんなことで喜んでいるなんて、ちっちゃいといえばちっちゃいかもしれないが。
 昔、自分はよく利用するゲーセンでメタルスラッグ6のスコアのTOP3を自分の名前で埋め込んだ記憶がある。ノーコンテニュークリアーで6000万点台前半を3つ。それらは絶好調の状態だったから、これなら誰も超えることが出来ないだろうと思っていた。
 だが、しばらくしてからゲーセンに行ってみると、スコアランキングが同じ名前で全部塗り変えられて…。しかも、どれも7000万点台と1000万点以上の点差。コレを見たときは、愕然としましたよ。少し行かなかっただけで、ここまで変わってしまうなんて、余程のプレイヤーなのだろうと。
 結局は、撤去されるまでメタスラ6のランキングを塗り替えることが出来ませんでした。世の中、上には上がいるものである。

 プレイヤーの実力の証となるスコアランキング。
 とりあえず、自分が利用する店の怒首領蜂大復活のハイスコアは近々塗り替えることが出来そうが、最終的な目標は1000億突破と]-[|/34<#! 撃破になりそうだな。結構高そうなハードルだけど、目標到達まで地道にプレイするぞ!!

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近づく旅の足音。
2010-11-28 Sun 18:23

こんにちは!トラックバックテーマ担当の加瀬です!今日のテーマは「あなたが今楽しみにしている物は?」です。皆さんは、毎日お仕事や学校で忙しい日々を過ごされているかと思いますが、今、何か楽しみにしている物や事はありますか自分へのご褒美のような、何か頑張る原動力になるような物があれば、ちょっと落ち�...
トラックバックテーマ 第1091回「あなたが今楽しみにしている物は?」


 ネタ切れの時に非常に役に立つトラックバックテーマ。
 さて、今週のテーマは『楽しみにしている物』。う~ん、楽しみにしているものですかあ…。なんていうか、少ないように出結構多くて、どれに絞るか困りますねえ…。アレも楽しみにしているし、コレも楽しみにしているし…。でも、一番楽しみにしているのは、アレかな?クリスマスプレゼントの幼児体型の妹属性キャラだな。当然、血は繋がっていないのはデフォルトとして。
 クリスマスの日、自分宛に送られてきたプレゼント包装された巨大な箱。その箱を開けてみると、10歳くらいのきゃわいいきゃわいいおにゃのこが。どうやらそのおにゃのこは記憶が無く、自分を兄だと認識しているようだ。で、警察に届けるにもいかないから、一緒に生活する事になるのだが、それがイチャイチャラブラブな生活でして…。おにゃのこが不器用ながらも愛妹弁当を作ってくれたり、一緒にゲームをして遊んだり、背中を流しっこしたり、同じ布団に入って寝たり…。そんな桃色な生活を毎日送って…。
 まさに、現実の元となれば自分の人生もウハウハである。これから、クリスマスが楽しみだな…。イシシシシ…。

 ゴメンナサイ、何時ものように暴走しすぎて…。現実的に考えて、そんなことは有り得ないし、大体そんなことをしたら誘拐罪で御用になりますよ…。そもそも、似たようなシチェーションの漫画があるし…。ちょっと悪ふざけにしても、ふざけすぎたかな?ということで、そろそろまともに回等します。このブログの初読の皆様、スミマセンでした。
 さて、気分を改めなおして、回答をしよう。自分、蔵間マリコが今一番楽しみにしている物、それは来月の9日に発売される名作ローグライクRPG『風来のシレン』シリーズの最新作、『風来のシレン5 ~フォーチュンタワーと運命のダイス~』である。
 いや~、シレンシリーズというと小学生の頃からこよなく愛している作品群である。友人に勧められてはまって以来、どんな他のゲームよりも好きになりまして…。わざわざシレン2をプレイするためだけに、ニンテンドー64を買ったクチですからね。唯一、システムのテコ入れとストーリーで大失敗したシレン3以外は、かなりやりこみましたよ。今プレイしているシレン4だって、通勤中にプレイしているおかげか、600時間以上経過、全ダンジョンクリアー・全アイテムコンプリートもしている。それぐらい好きな作品だ。
 でも、それと同時にいくつかの不安感があるのも事実。いや、これは最新作が出るたびに思っていることなんだけど、従来のシレンシリーズのイメージを壊さずにすんなりとは入れるのかと不安に思っちゃうんだよね。シレン2の時だって、シレンが子供の頃の話になっていったから話的に無理があるのではと発売する前は思っていたし、シレン4も世界観の大幅な変更や夜や武器の成長といった新システムに困惑していたし。
 だけど、それは大体が杞憂に終わっている(シレン3は別だが。)。スタッフの血と汗と涙の結晶は、実となり、中毒性の高い名作として完成されている。最初はなんだかんだ文句はありながらも、結局はすんなりと迎合される。それだけしっかりと、作りあげられているのだろう。シレン5は、シレン4が発売されて10ヶ月しか経っていないから、ゲームの練りこみの部分が少し怪しいけど、きっと満足の出来る作品になっているはずだ。そう願いたい。

 若干の不安もありながらも、それ以上に期待感の強い風来のシレン5
 さて、コレが終わったらシレン4の続きをしようかな?浜辺の魔洞を25階までなんなく進めたけど、これから先の冒険は上手くいくだろうか?何せ、何が起こるかわからないのが風来のシレンの最大の特徴なのですから。
 それと最後に一言。「旅の神クロンの追い風を!!」。


        風来のシレン4 浜辺の魔洞 パワーハウス


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ただ我武者羅に。
2010-11-27 Sat 17:30

  練習8

 奥行き感が、立体感が、再現性が低すぎる…。

 まさに下手の横好きといえる蔵間マリコです。
 いや~、難しいですねえ、イラストの練習って。毎日数ページほど練習しているし、色んな人たちにアドバイスしてもらったり、感覚的に物を見て考えたりしているんですけどねえ…。どうも、思うように描けなくて困っています。全体が見えていないせいか、目で見たものを正確に描くのが相変わらずの下手っぴだし、自分の想像したとおりのものが思うように描けなかったり…。
 特に奥行きを描くというのが、非常に苦手だ。以前にも書いたように、どうも物を見る時に平面的に見えてしまって…。これが最大のネックのようで、毎回毎回質感が無いとか平面的な絵と評価されてしまう。これでも、相当頑張っているんだけどねえ…。

 と言う事で、今回は奥行き感を重点に置いた練習をして見ました。手の構図3種類とアヒル座りをした少女の図。どれも苦手な分野が強く押し出されている絵のタイプである。
 う~ん、手の構図は自分の手を携帯電話で写して、それを真似て描いてみたのだが、どれもこれも酷すぎる…。一番上の手は、全然人の手になっていないし、真ん中の手の構図はまるで指が欠損しているような感じになってしまっているし、一番下の手は手首がまるで棒のようになっているし…。描いている最中は、「上手く描けるんじゃないかな?」と思っていたんですけど、いざ完成してみると悲惨なものになりまして…。手を上手く描けるようになるコツはひたすら練習しろと書いていたから、練習不足なんだろうなあ、きっと。
 あと、アヒル座りの図もガッカリな出来に…。体のバランスが悪いというのもあるけど、右足と左足の奥行き感が酷すぎる…。これ、家にあるフィギュア(リトルバスターズ!能美クドリャフカ白スク水Ver.)を参考に、模写してみたのだが、太さの差がおかしくなって…。体格が違うというのもあるけど、完全に技量不足である。
 ただ、顔の表情に関しては、思ったよりも上手く描けたのは思わぬ収穫だった。視線も表情も自分の思ったようなものにかなり近いものが描けている。この感覚は重要かもしれない。コレに近い顔を描けるように練習しようっと。

 なかなか前進できないものの、僅かでありながらもコツを掴みつつあるイラストの練習。
 来週の土曜日も練習する予定だが、さて何を練習しようか…。やはり、数をこなさないといけないから来週も腕の練習かな?やはり、目標達成まで遥か遠そうだ…。

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念入りな整頓。
2010-11-26 Fri 20:39

 何時もよりも、疲れた気がする…。

 大掃除をすると、妙なものが出てくるのは相場だと思っている蔵間マリコです。
 今日、会社にて半年恒例の勉強会及び事務所と休憩室の大掃除が行われた。例年だと、12月の中旬あたりに行われるのだが、どうも今年の年末は非常に忙しいらしく、それを前倒しにしないといけないほどのようだ。
 で、勉強会に関しては、何時ものように適当に行われた。こっちは、別にコレといって復習するような内容でもない。それに、そういったことは普段からそれを実行しているからね。だから、勉強会という名の喋りに近い状態になっていた。
 それよりも、今回の仕事としての本分は、午後から行われた大掃除である。いや~、そこまで広くないとはいえ、二部屋分の掃除を手伝わないといけないとなると大変でしたよ。縛り付けそうな触手のようになっている蛸足状態のコンセントを抜かないように狭いところを丁寧に掃除しないといけないし、学生時代以来のワックス掛けに挑戦したり、休憩室の奥の倉庫も一旦中身をすっからかんにしないといけなかったし。
 特に、ロッカールームの掃除は最悪であった。何週間も放置しているせいか異臭を放つ誰かの作業着に、如何にも焼かないと満腹度30+5ダメージ+何らかの状態異常になりそうな腐ったおにぎり、半年ぐらい前のマイナーな漫画雑誌、今年の秋に会社を辞めた人の私物etc…。それはもう、ありとあらゆる物がわんさかとぞくぞくと魑魅魍魎的に現れて大変だったよ。衛生的に大丈夫なのだろうか…。
 おかげで、今日は普段使わない筋肉を使ったおかげか、筋肉さんがこむらがえった体がビキビキと悲鳴を上げるほどに疲れてしまった。でも、なんだか思ったよりも結構気分が良かったような気がする。部屋が綺麗になったというのもあるけど、まるでスポーツをしたような感覚(見たくないものも見てしまったけど。)だから、程度に良い汗もかいて…。ある種のストレス発散になったのかもしれない。

 しかし、学生時代はどうしてだろうか、大掃除というと嫌なイメージしかなかったな。なんていうか、毎日あのだだっ広い場所を掃除しているのに、何で何時もよりも手間をかけて必要があるのかと。使わなくなった椅子や机を移動させるのはガキの頃の自分には重労働だったし、それだけに使う時間がもったいないという感じがしていた。まあ、自分だけの話じゃないんだろうケドサ。
 中でも、小学4年生の時の大掃除というもう嫌な思いでしかなくて…。当時、うちが通っていたの小学校は4年生時だけは本校舎の隣にある木造の旧校舎(現在は、新品のピッカピカの県内有数の施設つきの校舎になっている。悔しい、ビクンビクン!!)でして、そこは掃除をすればするほどの変な物が出てくる恐ろしい所でして…。未知の昆虫の死骸や正体不明の食べ物の残りが現れることは勿論のこと、何なのか良く分からない物まで出てくることなんてあった。
 それに、使わなくなった部屋の老朽化具合が酷くて…。特に、1階の倉庫と利用している角部屋はすさまじいもの。物を置きすぎているせいか、部屋が暗いため、何かバケモノでも出そうな雰囲気を醸し出しており、木造張りの床は何時も以上にギシギシとなり、気味の悪い標本や理科の実験道具もたくさん。まるで、ドラゴンクエストの深層を潜っている時のBGM(今の子供は分からないだろうなあ…。)が流れそうな不気味な場所であった。アレは、ガキには虎馬クラスだ。

 大変ではあるけど、その分、気分がスッキリする大掃除。
 年末、恐らくは自分の部屋も大掃除しないといけなくなるだろうけど、今年は例年以上に力を入れて掃除をしようかな?ベッドの裏とか、机の裏とか、クローゼットの深部とか。まあ、漫画とか雑誌でも見つけて、それで無駄な時間を潰してしまうのがオチだと思うけど。


        リトルバスターズ! 三枝葉留佳


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さらば遠き日。
2010-11-25 Thu 20:52
 どうするんだろうか…。

 週刊ヤングジャンプを読む時は、ノノノノを最初に読む蔵間マリコです。
 月曜日、TBSのバラエティ番組『雑学王』にて、週刊ヤングジャンプの特集が行われた。漫画雑誌の露出自体は、たびたび見かけたりするのだが、青年誌、それもヤンジャンに焦点を当てることは滅多にない。知っている所で、めちゃイケとのコラボぐらいであろうか。
 まあ、内容に関しては知っているものもあれば、目から鱗とも言えるような内容でそこそこ楽しめたな。ただ、それ以上に興味があったのは、その時同時に進行していた岡本倫のTwitterのコメントだ。どうやら、番組内でたんの元担当が登場していたようだ。
 いや~、たんはNHKの番組(今でも、それを録画して残しています。)で見たことはあるけど、担当は初めて見ましたよ。なんていうか、自分が思っていた以上に何か大変そうな印象があって。漫画のテコ入れだけでなく、新人を育てるために躍起にならないといけないのだから。だけど、この人がいたからこそ、今のたんがいる。そして、毎週たんの漫画が楽しめる。それもこれも、元担当者のおかげかもしれない。
 さて、前座はこれぐらい。こっから先は、毎週御馴染みのノノノノのストーリー解説と感想を。先週、大変な所で終わってしまったが、今週はどうなったのやら…。

 第140話『約束

 奥信高校のIH優勝を賭けて、命を投げ捨ててのジャンプに出た岸谷。その乾坤一擲のジャンプは、祈りが通じたのだろうか、HSを通過し、優勝への希望を見出した。
 だが、その代償であろうか、岸谷はHSを越えた時点で体勢を大きく崩してしまった。このままでは、命懸けの大ジャンプも無碍となり、岸谷の命もますます危ういものとなる。涙声で岸谷に向かって叫ぶ悠太。
 瞬間、岸谷は最期の力を振り絞り踏ん張った。このまま死んでしまっては、何一つ約束を果たせない。幼き日の悠太との約束を守るためにも、皇帝との約束を守るためにも。だから、何としても立たなければ。命と引き換えでも。
 その岸谷の最期の願いは、神に通じた。宙で転倒をしたにも関わらず、何と着地に成功したのである。それも、テレマークを決めたまま。1回転した状態からの着地に驚きを隠せない悠太たち。
 しかし、その反動はあまりにも大きかった。最後まで立とうと意志を保つ事に精一杯な岸谷は、坂を下るにつれて体制を崩していく。そして、平面までたどり着いたところでクラッシュ。蹴られた小石のごとく、ゴロゴロと転がる岸谷。容態を案じて、いの一番に駆けつける悠太。
 岸谷のジャンプは、多くのものに衝撃を与えた。悠太だけでなく、みかげも佐藤も与田も禰宜田も笹宮も。宙での転倒からの復帰は、過去に何度か起きた事があるし、現に暁も悠太との野良試合で起こしている。だが、その状態からテレマークは前代未聞である。それもこれも、岸谷の運の良さのおかげかもしれない。

 危篤の岸谷を抱きかかえる悠太。そんな状態でありながらも、岸谷はジャンプの結果を聞こうとするが、悠太はとても返答できない。当然、IHの優勝よりも、岸谷の命の方が重要なのだから。
 失命しそうな灯を弱弱しくも燃やして、己が心の内を曝け出す岸谷。自分の命なんて、どうだっていい。それよりも、悠太にIH優勝という実績を作って、オリンピックの代表に選抜されることの方が重要だ。それに、皇帝にもジャンプを辞めてほしくない。あの時の約束を果たすためにも。悠太が笑顔でいられることを。
 岸谷は、ゆっくりと小指を突き出す。それに、悠太は無意識にも両手でしっかりと握り締めた。あの約束を覚えていたなんて…。

 あまりに異常な事態に、リップクリームを塗りながら与田に記録の解説を請う村松。
 与田は、この稀にもない状況に困惑しながらも、返答する。もし、空中姿勢だけの減点だけならば、-7,5mのペナルティを課せられる。これでも優勝はかなり怪しいが、これに加えて着地転倒のペナルティが加えられたならば、-15mとなり、優勝は絶たれてしまう。だが、空中転倒からのテレマーク自体、そうあることではない。全ては、審判のさじ加減次第だ。
 しばらくの間の後、審判のアナウンスが会場に鳴り響く。記録は、115m。1回目の67mから大躍進とも言える記録である。土壇場の逆転劇に、会場は騒然となる。
 それは、悠太も同じである。大記録を叩き出した岸谷をゆらして、悠太は喜びを分かち合おうとする。しかし、岸谷は返事は返さない。いや、返事を返すこと出来ないと言うべきであろうか。
 何が起きたのか分からない悠太。それと同時に、総合順位発表のアナウンスが。

       『総合順位を発表いたします。優勝―――、長野県奥信高校!!』

 様々な逆境に遭いながらも日々の努力の成果と死力の限りを尽くし、優勝と言う名の栄光を手繰り寄せた奥信高校。
 あまりにも高すぎる代価を払って…。

 もう、言葉が出ません…。予想できていた最悪の事態とはいえ、実際に起こると重たすぎる…。スポーツ漫画で人が死ぬ事はたびたびあるけど、多分、これが一番重たいかもしれない(生きている可能性もあるかもしれないが。)。嗚呼、鬱になりそう…。
 さて、前回の絶望的なラストから、なんとか復帰できた岸谷。最初は、「こんなのあり!?」と疑問に思ったけど、よくよく考えたら8話目でも同じような光景があったんだよな。焦燥する暁が、失敗ジャンプからの復帰。あの時はラージヒルでジャンプだったから、テレマークを取れなかったのだと思う。それを差し引いて考えると、このテレマークはアリだと思う。何せ、岸谷の全てを投げ捨てたのだから。というよりも、そうせざる得ない。そのまんま着地失敗して、ナナたんみたいに四肢切断になったり、マリコたんみたいにバラバラになったり、シンシアみたいに上半身と下半身がオサラバになったり、ベクタークラフトみたいに臓物ぶちまけるのも作品的に無理があるし。大体そんなことがあったら、大会そのものがなくなるぞ。
 で、何とか勝利を掴む事が出来たが、その代償である岸谷の死。エルフェンリート時代に、死んでいたと思われていたキャラがザオリクされたというトンでも展開(しかも、4人。)があるからまだなんともいえない状態だけど、あの安らかに寝ている顔を見ると、とても重たく…。ただ、それだけがこれだけで重たくさせているわけではない。着地した後からの悠太とのやり取り。同じような場面で坂東が真っ二つにされた後のやり取りは、ちょっと元気すぎて不自然(当たり前だが致命傷だけど。)だったけど、岸谷の場合は上手く描けていたような気がする。
 特に、小指を突き出す件あたりが良かった。急ぎすぎず、のんびりとしすぎずのタイミングであの挙動を取らせているのだから。アレがあるとないとでは、随分変わってくるだろうなあ…。
 しかし、コレで岸谷が退場した。これから先、ノノノノはどうなるのだろうか?悠太は、しばらく塞ぎこむのは当然として、他に残された複線や可能性を考えると…。みかげのフィギュアスケート関連の話、佐藤の関連の話、月山商業の3人の運命、ハンスとのリベンジマッチ、火野の出所…。思ったよりも、やる事が多そうだ。まあ、その前に連載がかなり危うい状態だけど。

 勝ったにも関わらず、悲しすぎるIHの結末。
 泣きはしなかったけど、ここまで重たい展開はノノノノでも初めてかもしれない。来週のノノノノまでに立ち直れるかなあ、俺。あんな変態小市民でも好きなキャラの一人だったのに…。

 ノノノノ140話の評価

 満足度 ☆☆☆☆☆
 スポーツ度 ☆☆☆☆
 鬱度 ☆☆☆☆☆


              ノノノノ140話


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届かぬ言葉。
2010-11-24 Wed 19:22

 桂言葉

 これでも、6時間かけて頑張ったんだけどなあ…。

 最近、絵を一つ描くのに相当時間がかかっているような気がする蔵間マリコです。
 昨日は、勤労感謝の日。自分も、丁度その日は仕事の予定は無く、イラストの練習(デッサンや模写、自画像の練習。アドバイスしてもらった練習内容まんまをしているのだが、思うように描けません。)及びSAIでのイラストの作成をしました。

 今回描いた絵は、アダルトゲーム会社『Overflow』の代表作『School Days』のヒロインであり、『桂言葉(かつらことのは)』。バスト102cmの巨乳(母親は、もっとヤバイが。あそこまでいくとねえ…。)と両サイドにある長いアホ毛が特徴的で、ノコギリとカタナが得物のヤンデレキャラの代表格的キャラである。
 以前、自分は絵を描き始めたばかりの頃にコトノハ様に挑戦してみたけど、あの時は酷かったなあ…。セオリーを知らなかったから、輪郭も無茶苦茶だったし、顔も全く似ていない。今も、とても上手いとは言えないけど、あの時のコトノハ様の絵はあまり見たくない…。
 で、そのリベンジの意味合いで、今回コトノハ様に挑戦してみました(とは言っても、模写に近いが。)。ただ、今回は時間があったので、何時も以上に力を。目が怖いと指摘されたので、目の描き方を他の人の描き方から真似てみたり、自分なりに影の向きを考えてみたり…。まあ、そのおかげか前回の竜宮レナの絵に比べるとまともなものになったような気がする。
 でも、元々の自力がついていないから相変わらずのダメダメっぷり…。顔のパーツのバランスがあまりよろしくないし、携帯電話を持っている手の形も今ひとつ。そして、スカートから下の部分が体の中心線と比較するとずれている。足は下描きの時点で入りきらなかったから後で付け加えたけど、こりゃあまずったなあ…。

 練習しても練習してもあまり進歩のないイラストの練習。
 人並みのレベルには程遠いけど、それでも少しずつ上達しているはず。これから先、イラストを練習するにおいて様々な障害が立ちはだかりそうだけど、それらを突破できるよう切磋琢磨に修行をするぞ!!
 それにしても、ここの所、イラスト関連のネタが多いなあ…。もうちょっと他のネタに分散したいのは山々なんだけどね…。

別窓 | イラスト | コメント:1 | トラックバック:0
悩める立体感。
2010-11-22 Mon 19:57

 これでも結構真面目に考えています。

 物事を深刻に考えやすい癖のある蔵間マリコです。
 う~ん、痛い…。いや、体の疲れによる痛みもありますけど、それではありません。どうも、頭がズキズキするんですよね。ただ、それは二日酔いが原因とか寝不足といったような不養生が原因ではない。左脳を働かせる論理的な物の見方から、右脳を働かせる感覚的な物の見方に変えようとしているからだ。
 何故、そんなことをしているかというと、先週に公言した夢を叶えるためだ。自分の考えた世界を文にして、イラストにして、それを人に見てもらう。ぶっちゃけた話、自作のライトノベルをコミケのような不特定多数の人が参加するイベントに出すということだ。
 だが、それと左脳とか右脳が関係しているのかというと、Yahoo!知恵袋でのアドバイスが関係があるのだ。どうも自分は、物事を左脳、論理的な思考をしているせいか(それも、かなり極端な。)、右脳、感覚的に物を考えるということが苦手なようだ。それが、どうも絵にも大きく影響しているようで、残念な絵になっているらしい。勿論、単に練習の手数不足というのもあるが、それが出来ていないからこそ何回描いても同じような結果になるようだ。

 で、物を感覚的に物を描けるようになるために、仕事中に通りかかった人間の顔を感覚的に研究するにした。当たり前だけど、人に迷惑がかからないようにね。この角度だとどのように顔のパーツが見えるとか、影がどんな感じに映っているのかみたいな。そういう風に、研究しながら物や人を見ると上手く描けるようになるらしい(漫画とかアニメのキャラの模写などだと、影がつかない部分があるからあまり参考にならない模様。)。
 でも、人を感覚的に顔を捉えるということは、相当な苦行で…。どうしても、「こうだからこうなんだ。」と感覚的に物事を終わらせるが出来ず、「どうしてこうなのだろうか?」と論理的思考モードに突入してしまう。それが一日中続いたせいか、頭が痛くなって、気持ちが悪くなって…。なんていうか、両利きにするために親に左手でナイフ投げを練習させられたりする感覚だ。あるいは、頭の中で蛇がのたうつような。
 特に、体のパーツの距離感とか奥行き感の事を感覚的に捉えようとすると平面的に見えてしまう。自動車免許を取る時もそうだったけど、右脳をあまり生かしていないためか論理が先走りして、目に見えるものが平面的に見えていた。そのため、実技試験で何回も落ちてしまったし、今でも車の運転は苦手だ。そうじゃなくとも、仕事の内容が内容だから、ヒヤヒヤすることが多いし…。
 何で、平面的に見えるのだろうか?才能の問題だろうか。いっぺん輪廻、巡って来ないと上手くならないのだろうか?う~ん…。

 まだまだ目標到達への最序盤だというのに、もう挫けそうな感覚的な思考練習。
 でも、まだトレーニングを始めて初日だし、いきなり上手くなるわけがないか。こういう脳の癖は、毎日毎日反復でする事によって得られるもの。勉強やスポーツと同じようなものだ。
 上手く人を描けるようになるまで相当時間がかかりそうだけど、自分の夢を叶えるために頑張るぞ!!


         CLANNAD 伊吹風子


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手数の手練。
2010-11-21 Sun 17:51

   練習7

 難しい、難しすぎるぞ…。

 下手なりにも、絵の練習をして蔵間マリコです。
 いや~、昨日はイラストの練習をするどころじゃあありませんでしたよ。朝起きたら、まるで金縛りのように体が動かない状態でしたから。どうやら、日々の疲れが休日になって爆発したようだ。う~ん、確かに疲れや腰の痛みとかはここ最近感じていましたけど、ここまで酷い事になっているとは思わなかった。おかげで、半日はまともに布団から出れない状態で、一日中何もできるような体力がありませんでした。イラストの練習?そんなのもってのほか。情熱があっても、歳には勝てませんよ…。
 んなわけで、一日ほど体力をチャージして、今日イラストの練習をしました。今回練習したのは、手の練習と全身図の練習。全身図はともかく、手というと自分の中でも、もっとも苦手な部位の一つですね。手の甲の大きさのバランスや指関節の描き方、角度によって大きく描き方が変わってくる手の全体図。もう4年ほど絵を描いているんですけど、どうにもこうにも…。ひたすら練習しろと教本にも書いてあったから、そのとおりにしているんですけどねえ…。

 で、今回は少しでも手に見えるように皺やらを入れて描いてみたけど(萌えキャラの手は、そういう風に描くのは基本NGだが、コツを掴むためにもとりあえず入れてみました。)、一応は形になっていると思う。でも、あくまでも表面的な部分でしか真似できていないから、細かい部分や質感が全然描き出せていない。特に、一番下の指差しが全然ダメ。最後に描いたから、結構おざなりになっていたということもあるけど、それを差し引いても下手っぴすぎるなあ…。
 あと、横の全身図も全体的に体が大きくなりすぎ。7,5頭身を目指して描いていたつもりが何時の間にか8頭身になってしまっているし、肩幅や腕周りが大きくなりすぎ。他にも奥行き感が残念だし、足や手などの細かい部分が上手く描けていないし…。人並みに描けるようになるまでどのくらいかかるのやら…。

 頑張っても頑張ってもなかなか結果に現れない、イラストの練習。
 今週の土曜日も、体のパーツを部分的に練習予定だが、はてさてうまく描けるのやら…。まあ、少しでも人に見られても恥ずかしくない絵を描けるように必死こいてノートに描きまくりますわ。
 目指せ、夢の実現化!!

別窓 | イラスト | コメント:2 | トラックバック:0
手作りの味。
2010-11-19 Fri 20:33

こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当ほうじょうです。今日のテーマは「料理は得意?苦手?」です。あなたは料理は得意ですか?苦手ですか?ほうじょうは毎日毎日料理をしているわけではないので毎回しっかりレシピを見てやるタイプですがまあまあ美味しいかな、という料理は作れる程度の腕です。(だと思います…)たまに失...
トラックバックテーマ 第1085回「料理は得意?苦手?」


 今回の御題は、『手料理』。
 手料理って、いいですよねえ。冷凍食品やレトルト食品とは違い、真心がこもっていて(冷凍食品とかは冷冷凍食品で、それを作った者たちの情熱とかもあるんだろうけどさ。)。それに、同じものを作ったとしても一人一人によって味の差が出ているところが素晴らしい。素朴で懐かしいおふくろの味に、汗と涙の結晶である料理人渾身の逸品の味、家族みんなで作った料理の味…。どれもこれも、食べてもらいたいという気持ちがこもっていて素晴らしい。
 特に、二次元のちっちゃなおにゃのこが好きな人に一生懸命作った料理は、何にも勝る最上の味だと思う。朝早く起きて、何度も何度も失敗しながらも、何とか作りあげた料理。仕事から帰るのにあわせて、自分なりのアイデアをふんだんに入れた料理。経験とか技術の面では未熟だけど、好きな人のために作るという愛情と情熱は最高のスパイスであろう。
 二次元のおにゃのこの料理、サイコー!!二次元のおにゃのこの料理、万歳!!

 ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ…。
 1週間に1回の割合で発動する病気が発動しちゃって。特に、ここ数日はギャグなしでブログを書いていましたから、反動が凄くて…。まあ、こっからはお題に沿った答えを書くので、上で書いていることはなかったことにしておいてください。
 さて、料理ですか…。自分は、家族と住んでいるから料理を作ることは滅多にないけど、年に何回か料理を作ることがあるから、ふたなり下手なりにも料理が出来ますよ。先週だって、夕食に野菜炒めと味噌汁作りましたし(あとは、スーパーで買った白和え。)。地元のスーパーやコンビニで弁当を買えば簡単に済むんだろうけど、手間隙かけて作った料理の方が美味しい。料理を作ること自体が大好きだし、色々と考えながら作るのも面白いしね。今日の味付けは、桃屋のラー油(尻屋は、ア○ルショップ先輩)でしっかりとした味付けにするか、焼肉の塩ダレでさっぱりとした味付けにするとかみたいな。
 でも、肝心のレパートリーの数が…。野菜炒めと焼きそばとチャーハンといった炒め物数種類ほどと、あとは味噌汁とか和え物といったちょっとしたものぐらいしか…。焼き魚みたいに魚を焼いたり、シューマイのような蒸し料理なんか作れないし、豚カツとか天麩羅みたいな揚げ物料理なんかはもってのほか。食材どころか、家や自分までフライにされてしまう。こういうのは、何でも試してみないといけないのかもしれないけど、流石に大事になる可能性のある料理だから、これだけは避けている。作りたいという気持ちもなくもないんだけどねえ…。

 ヘタウマの領域でウロウロしながらも、楽しく作っている料理。人に食べてもらえるLVかどうかは怪しいけど、一生懸命に作っているから美味しく感じるのかもしれない。やっぱ、料理は手作りが一番だ。
 ちなみに今日は家に誰もいないので、野菜炒めを作ろうと思いましたけど、唐揚げが凄く安かったので、吸血鬼を狩る不死身の少女や片田舎の村で働いている先生が大好きなカレーとブロッコリーとカリフラワーが見分けのつかない少女が嫌いなかぼちゃを使ったパンプキンサラダを買いましたとさ。LEEの20倍、辛いけど凄く美味しいです。


        リトルバスターズ! 笹瀬川佐々美


別窓 | 今週の御題 | コメント:4 | トラックバック:0
高すぎた代償。
2010-11-18 Thu 20:39
 オールオアナッシング。
 デッドオアアライブ。

 何処までもたんを応援する蔵間マリコです。
 週刊ヤングジャンプ連載の岡本倫のスキージャンプ漫画『ノノノノ』も最終盤に入り、ますますテンションが上がってきました。遠野実業、月山商業、雪野高校の強豪校のジャンプも終わり、残すは奥信高校だけに。まさに、勝利へのお膳立ては出来たといったところです。
 しかし、その奥信高校のアンカーは岸谷。一流揃いの選手が参加しているIHで、唯一といってもいいぐらいの二流の選手ですからねえ。しかも、クリスマスの時に刺された傷口が開いて、文字通り瀕死の重傷。棄権すれば助かるが、飛べば死亡は必死な状況。
 でも、岸谷には飛ばないといけない理由がある。チームメイトの男装ジャンパーの悠太が好きだからだ。幼き日に一目惚れした少女との約束。その少女が、悠太そのものであったのだから飛ばなければ、名が廃る。死を覚悟して、奇跡の逆転を狙う岸谷。悠太の制止を振り切って。
 そんな切羽詰った展開で前回は終わりましたけど、今週はどのような結果となったのか。そして、岸谷の安否は!?語彙も文章力も残念なストーリー解説ですが、最後までよろしくお願いします。

 第139話『一流のジャンパー

 止まらない出血、止めようのない感情、止めれない滑走。岸谷は、自らの命を賭して、人生最後のジャンプに出る。奥信高校が優勝するためには、最低でもHSを越えなければならない。今までのジャンプで、一度も到達した事のない領域を突破するなど、至難の業である。それが負傷していれば尚更の事。もっともそれを知っているのは、チームメイトの悠太と、崖から上りあがり血塗れで会場に戻ってきた皇帝だけだが。

 滑走の中、岸谷は更に体力を奪われ、意識も奪われていく。辛い、しゃがみたい、家に帰りたい、風呂に入りたい、横になりたい、もうずっと寝たい…。岸谷の思考は、休むという行動に次第に支配されていく。
 しかし、それと同時に彼の見える景色は様変わりした。『景色が止まって見える!!』、この逆境の間際に思いもかけないチャンス。岸谷は、一流のジャンパーとしての素質に目覚めのであろうか?
 いや、それは岸谷の早計であった。景色の止まった世界は、変化を遂げて、全く別のものとなる。滑り台を滑る子供の頃の自分、入学式の時の自分、ライバルであり親友であった天津と喧嘩した時の自分。次々と駆け巡る昔の光景。彼は、光景の正体を悟り、毒吐いた。走馬灯、死の間際に見るビジョンである。
 だが、彼に残された時間と体力と血液は無い。その死の光景を振り切り、現実のスローな世界に見据える。そして、カンテを踏み切る一瞬が来た。岸谷は、絶好のタイミングを狙い、後は風の流れが最高のものになる事を信じ、飛翔した。
 瞬間、カンテに向かって強い風が吹いた。岸谷は、それを見逃さなかった。正しくは何時ものジャンプスタイルが功を奏したといって良いだろうか、宙で前傾姿勢を取る岸谷は上手く風に乗る事が出来た。強運とは、まさにこの事である。
 高い、高い、高い…。それは、今までこの大会で飛んだ選手よりも、高い飛翔である。赫よりも、皇帝よりも、野々宮よりも…。超越的な跳躍に、ただ釘付けにされる選手と観客たち。
 失血しすぎて、体力も奪われすぎたせいか、傷の痛みを感じない。これならば、何とかテレマークを決めれるかもしれない。だが、岸谷は妥協しなかった。一番下の転倒ラインで立っていなければ、あそこを通過するまでは転ばない。それが生死厭わずとも。
 その岸谷の意思が通じたのであろうか、K点を易々と通過、それどころか優勝を決定付けるHSまでもを凌駕した。瞬間、会場は歓喜と驚嘆の声に包まれた。勇み喜ぶみかげと佐藤。思いもかけない展開に閉じた口が閉まらない皇帝、岸谷の安否にただ涙する悠太。あとは、テレマークを決めて、フィニッシュするだけだ。

 しかし、岸谷の運と命はここで尽きた。
 全てを賭したジャンプは、掛け値が足りなかったのだ。
 宙で姿勢が崩れ、地の向きには頭、空の向きにはスキー板が…。

 今週は前回に引き続き、今回は岸谷メインの回だったけど、恐ろしい事になってしまった…。いや、想像出来た可能性の一つだったけど、岸谷は結構好きなキャラだから、それだけは回避してほしいと願った。だが、それが叶わなかった。相変わらずではあるが、岡本倫先生は残酷である。
 さて、自分が今回の見所だと思ったところを幾つか紹介。まずは、何を意味しているのか大体予想のつく扉絵。今週は、久々のアフロ皇帝。最後に登場したのは、124話目の回想だから何時もの皇帝だなあと思うのだが、何故か懐かしく感じてしまった。だが、それ以上に注目すべき点は、皇帝のポーズ。エルフェンリート時代の扉絵と先の二人は手を振っているポーズを取っているのだが、皇帝はそうではなく、親指をグッと立てている格好だ。多分、皇帝に手を振るポーズを取らせるとただのギャグになるから、仕方なくコレを選んだのだと思う。個人的には、様になっているからアリだと思う。
 次に、空を飛ぶ岸谷。正直、前回以上に台詞が重たいものになっていた。所々語られる弱音の中に、夢を叶えるためには妥協を許そうとしない姿勢。その二律背反的な感情が交互に描かれているため、読んでいる側の心がグラグラと動かされてしまう。特に、『傷の痛みを感じない…。』と直後の『絶対に転ばない!!』は、死を強く暗示させるためか、凄くやるせない気分になってしまった。
 そして、転倒。もうこの時点でテレマークを決めるという結末は無くなった。このまんま、皇帝の言っていた石ころのように転ぶしかないという選択肢しかなくなったけど、絶対に駄目だろうなあ…。運が良くても、複雑骨折及び出血多量による体への障害が起きて、スキージャンプが出来ない身になるあたりだろうか。最悪な場合だと、エルフェンリートのマリコみたいに粉々になって(マリコの場合は、内蔵されていた時限爆弾が爆発して粉々になったのだが。)、会場が鮮血に染まる。どう転んでも、嫌な光景しか思い浮かばない…。スキージャンプの神様と岡本倫先生は無慈悲だ。

 凄惨な結末まで秒読みとなったノノノノ
 今回は、内容が内容だけにテンションを低めに書かせてもらいました。恐らくは、来週のノノノノはもっと気分が消沈しているかもしれませんが、一応は期待してください。それでは、では。

 ノノノノ139話の評価

 満足度 ☆☆☆☆
 スポーツ度 ☆☆☆☆
 出血度 ☆☆☆☆


                ノノノノ139話


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